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J-GLOBAL ID：201102269827184917   整理番号：11A0521977

酸化殺菌剤添加海水中におけるステンレス鋼の腐食挙動

著者 (4件)： LIAO Jinsun (栗本鐵工所) ,  岸本圭司 (栗本鐵工所) ,  八尾昌彦 (栗本鐵工所) ,  伊飼通明 (海上技術安全研)
資料名： 材料と環境  (Corrosion Engineering of Japan)
巻： 60  号： 2  ページ： 72-74  発行年： 2011年02月15日 
JST資料番号： F0006A  ISSN： 0917-0480  CODEN： ZAKAEP  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ステンレス鋼の生物腐食の防止のために殺菌剤の投入などの方法が検討されているが不明な点が多い。ここでは,船舶バラスト水処理システムに用いられる3種の酸化性殺菌剤を海水に添加し,浸漬試験によりステンレス鋼の腐食挙動(孔食と隙間腐食)を調べた。試験片はSUS316とSUS304,殺菌剤は次亜塩素酸ナトリウム,過酢酸+過酸化水素,オゾンの3種である。腐食電位,孔食電位も測定した。過酢酸と過酸化水素を添加した海水中では腐食がほぼ抑制された。また,貴化した自然電位が孔食電位を越えることは殆ど無かった。

シソーラス用語： *オーステナイト系ステンレス鋼 ,  *生物腐食 ,  *海水腐食 ,  孔食 ,  隙間腐食 ,  *殺菌薬 ,  酸化剤 ,  過酸化水素 ,  オゾン ,  *浸漬試験 ,  腐食電位 ,  脂肪酸 ,  *SUS316 ,  *SUS304 ,  次亜塩素酸ナトリウム ,  腐食

分類 (1件)： 腐食基礎理論,腐食試験  (WB03020Q)

物質索引 (1件)： 過酢酸

引用文献 (6件)：

• 1) J. Liao, H. Fukui, T. Urakami and H. Morisaki, Corrosion Science, 52, 1393 (2010).
• 2) H. Amaya and H. Miyuki, J. Jpn Inst. Met., 58, 775 (1994).
• 3) K. Kasahara, F. Kajiyama and K. Okamura, Zairyo-to-Kankyo, 43, 580 (1994).
• 4) C. N. Street and A. Gibbs, Corrosion Science, 52, 1447 (2010).
• 5) K. Yamane, M. Ikai, T. Shibata, E. Muraoka, M. Kameyama, H. Yamanouchi, K. Ueda and K. Shibata: “Study on Performance Evaluation of Ship Ballast Water Treatment System”, Report of National Maritime Research Institute, (2009).

タイトルに関連する用語 (4件)： 酸化 ,  殺菌剤 ,  ステンレス鋼 ,  腐食挙動