抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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PSOは優れた大域探索能力を持ち,また,微分の計算を必要としないので,微分不可能な関数であっても最適化が可能である。しかし,関数の局所的な情報を持たないので,探索点が最適値付近に存在している場合であっても,更新により最適値から離れてしまうことがあると考えられる。そこで,PSOに勾配情報のような局所的な情報を加えることで,PSOの探索能力を向上させることができると考えられる。一方,同時摂動最適化法は碓率的勾配法で,パラメータの次元が大きな場合にも評価関数の2回の計算のみで勾配情報を得ることができる。従って,同時摂動による勾配情報をPSOに加えることにより,評価関数の微分値が不要であるというPSOの特徴を損なうことなく勾配情報を用いたPSOを構成することができる。このような観点から,本研究ではPSOと同時摂動最適化法を組み合わせたアルゴリズムを提案した。さらに,これをVHDLで設計し,FPGAに実装することで高速動作とPSOの特徴の一つである探索点の並列処理を実現した。さらに,4つのテスト関数を用いて提案手法の性能を検証した。