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J-GLOBAL ID:201102269974114002   整理番号:11A1863722

コショウ上のトウガラシ類害虫Scirtothrips dorsalis(アザミウマ:Thripidae)のAmblyseius swirskii(ダニ:Phytoseiidae)とOrius insidiosus(カメムシ:Anthocoridae)による制御

Management of chilli thrips Scirtothrips dorsalis (Thysanoptera: Thripidae) on peppers by Amblyseius swirskii (Acari: Phytoseiidae) and Orius insidiosus (Hemiptera: Anthocoridae)
著者 (6件):
資料名:
巻: 59  号:ページ: 340-347  発行年: 2011年12月 
JST資料番号: W0345A  ISSN: 1049-9644  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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チャノキイロアザミウマ Scirtothrips dorsalis Hoodは近年アメリカ南東部において発生し,花きや野菜の幅広い作物へ経済的な脅威を引き起こしている。本研究では,チャノキイロアザミウマの肉食ダニ(Amblyseius swirskii Athias-Henriot)とハナカメムシ(Orius insidiosus)を用いた生物的防除を試験した。実験室での試験では,同じ率ではハナカメムシが肉食ダニと比較してアザミウマ成虫に対して肉食虫としてより効果的であったが,アザミウマ幼虫では同様の傾向は見られなかった。汚染トウガラシ当りに20の肉食虫の割合では,ダニとカメムシは全てのトウガラシ品種で5週間後には0.5アザミウマ個体/葉以下でかつ1%以下の葉の被害を示し,対照区では13アザミウマ個体/葉以上で40%以上の葉の被害であった。肉食虫の割合を減らした(10個体/トウガラシ)2回目の試験では,対照区で90%以上の葉の被害を示し,肉食虫の効果は約20%の葉の被害となり,肉食虫の効果がやや低下することを観察した。ハナカメムシを単独で処理した植物と肉食ダニを組み合わせた処理の植物では,肉食ダニ単独の処理と比較すると,一貫してアザミウマ成虫が少なかった。さらに,トウガラシ品種の間でアザミウマに対する感受性が異なることを観察し,Large red cherryとSerranoと比較した被害が最も少ない品種は,Trinidad perfumeとBrigadier hybridであった。これらの結果は,トウガラシ類でのチャノキイロアザミウマの肉食虫として肉食ダニとハナカメムシが効果的であることを示し,両方の虫ともに組み合わせて使うことで両虫の捕食を通して効果が減少することはないと言えた。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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生物的防除 

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