抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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イヌケホシダ(Thelypteris dentata)は亜熱帯性,外来シダ植物であり,自生でない温帯地域での分布拡大が著しいことから,その要因として地球温暖化が考えられている。四国地方におけるその分布記録では,高知県では県全体に広く分布が確認されている。本研究では四国地方のうち各地域の人口密集地である14年を選定し,イヌケホシダの生息分布を調査した。西予市を除く13年でその生息が確認された。確認されたマイクロハビタットは石垣が最も多く,次いで建物間の隙間が多かった。混生シダ植物ではイノモトソウが最も多く,ノキシノブ,カニクサ,イシカグマがそれに次いで多かった。近くに温室は見あたらず,また移入源となりそうなものも特に見出されなかった。イヌケホシダは四国の都市地域で一般的に見られるシダ植物であることを示唆した。