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J-GLOBAL ID:201102270936407525   整理番号:11A1453461

化学遺伝学は抗癌標的としてeIF2αキナーゼヘム調節性阻害剤を同定する

Chemical genetics identify eIF2α kinase heme-regulated inhibitor as an anticancer target
著者 (15件):
資料名:
巻:号:ページ: 610-616  発行年: 2011年09月 
JST資料番号: W2213A  ISSN: 1552-4450  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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翻訳開始は細胞ホメオスタシス,増殖,分化,悪性形質転換において重要な役割を果たす。eIF2-GTP-tRNAiMet開始複合体の数量が増えると正常細胞の形質転換,動物の発癌や重篤化が生じることから,eIF2-GTP-tRNAiMetの三体複合体の化学修飾剤は,当該複合体の病理学的役割を解明するツールになると共に,本複合体を薬理学的な標的とすることの是非を決定する手段となる。本報告で細胞ベースアッセイを用いて,N,N′-ジアリール尿素を三体複合体蓄積の特有阻害剤として同定した。機能遺伝学および生化学的研究から,N,N′-ジアリール尿素はヘム調節性阻害剤キナーゼを活性化し,それによりeIF2αをリン酸化し,三体複合体の豊富度を低下させることが示された。in vitro腫瘍細胞増殖とin vivo腫瘍増殖を用いて,N,N′-ジアリール尿素が三体複合体の役割研究の強力かつ特異的ツールとなることが示された。
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分類 (1件):
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抗腫よう薬の基礎研究 
物質索引 (5件):
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