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J-GLOBAL ID：201102271158930289   整理番号：11A0996402

ポリイソプレノイド 二次代謝物または生理的に重要なスーパー脂質?

Polyisoprenoids - Secondary metabolites or physiologically important superlipids?

著者 (2件)： SURMACZ Liliana (Inst. of Biochemistry and Biophysics, Polish Acad. of Sciences, 5A Pawinskiego Street, 02-106 Warsaw, POL) ,  SWIEZEWSKA Ewa (Inst. of Biochemistry and Biophysics, Polish Acad. of Sciences, 5A Pawinskiego Street, 02-106 Warsaw, POL)
資料名： Biochemical and Biophysical Research Communications  (Biochemical and Biophysical Research Communications)
巻： 407  号： 4  ページ： 627-632  発行年： 2011年04月22日 
JST資料番号： B0118A  ISSN： 0006-291X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ポリイソプレノイドアルコール(ドリコールとポリプレノール)は,細菌から哺乳類までの全ての生物に見いだされる。動物および酵母細胞では,ポリイソプレノイドは,細胞質メバロン酸(MVA)経路に由来するが,植物では2種類の生合成経路,MVAおよびプラスチドメチルエリスリトール燐酸(MEP)経路が,ポリイソプレノイド生合成に対し前駆体を供給する。ポリイソプレノイド生合成の重要な酵素は,長い炭化水素骨格の構築に関わる,シス-プレニルトランスフェラーゼ(CTPs)である。CPTsは,短いオールトランス前駆体,オリゴプレニル二燐酸を,必要な数のイソペンテニル二燐酸分子の連続した添加により延長し,シス単位の伸張を行なう。CPTをコードする何種類かの遺伝子は,細菌,植物と哺乳類からクローン化されている。興味あることに,シロイヌナズナでは,10種類の推定されるシス-プレニルトランスフェラーゼの組織特異的な発現が観察されている。糖蛋白質,グルコシルホスファジルイノシトール(GPI)アンカーまたは細菌ペプチドグリカンの生合成で,補因子として作用する,ポリイソプレノイド燐酸とは異なり,ポリプレノールとドリコールの生物学的重要性は,キナーゼに対する基質の貯留機能の他には,論争点のままである。これら著しく疎水性のスーパー脂質は,蛋白質の細胞内トラフィックおよび有害な環境条件に対する細胞防衛に関わると考えられている。最近の公表は,ドリコール生合成経路とグリコシル化の先天性疾患(CDG)の間の直接関係を示している。ポリイソプレノイドの細胞意義を強調する,これら発見は,将来の薬理学的介入に対する背景を,同時に確立する。このミニ総説では,ポリイソプレノイドに関する最近の研究結果をまとめた。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 二次代謝産物 ,  ドリコール ,  ポリプレノール ,  *代謝経路 ,  プレニルトランスフェラーゼ ,  脂質 ,  グリコシル化 ,  アミノ酸配列 ,  遺伝学実験技術 ,  系統樹 ,  脂肪族アルコール ,  脂肪族カルボン酸 ,  ジオール ,  ヒドロキシ酸
準シソーラス用語： *ポリイソプレノイド ,  メチルエリトリトールリン酸経路 ,  *生合成経路 ,  配列アラインメント

分類 (1件)： 代謝一般  (EB05030X)

物質索引 (1件)： メバロン酸

タイトルに関連する用語 (4件)： イソプレノイド ,  二次代謝物 ,  生理 ,  脂質