抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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茶ベースの無菌調製冷飲料は世界的に人気を得てきている。このような飲料は芳香及びフレーバーを最大化するために保存料を含有しない故,有害微生物によるこれらの飲料の汚染は健康問題となる恐れがある。かびの耐熱性分生子及び子嚢胞子は低温殺菌に耐えて生残でき,それゆえ,できるだけ速く検出される必要がある。我々は,蛍光染色,その後の自動化計数システムを用い,茶ベース飲料中の少数の分生子及び子嚢胞子を迅速的に,正確に検出することができた。分生子あるいは子嚢胞子は緑茶及びウーロン茶中に接種され,それらの試料はかび胎芽を濃縮するため直ちにニトロセルロース膜(ポアサイズ:0.8μm)により濾過された。これらはポテトデキストロース寒天上に移され,28°Cにて23時間培養された。膜上の発芽かびは30分間蛍光染色された。染色菌糸は自動化計数システム(MGS-10LD;Chuo Electric Works,大阪,日本)を用いて90秒以内に選択的に数えられた。伝統的労働集約的技術とは対照的に,非常に少数(1CFU/100ml)の分生子あるいは子嚢胞子が迅速的に数えられた。全検査かび株が24時間内に検出され,従来型平板計数はコロニー計測には72時間を必要とした。自動化計数及び従来型平板計数により取得された緩慢成長かび(Cladosporium cladosporioides)の計数は近接(r
2=0.986)した。方法の我々の組合せは迅速及び緩慢成長かびの両方の計測を可能にし,茶ベース飲料だけでなく他の飲料においてもその微生物的品質管理に有用である。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.