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J-GLOBAL ID:201102271499766266   整理番号:11A1841451

山岳生態系における植生変動の定量化に関する研究-北海道大雪山系五色ケ原を例として

Quantitative Studies on vegetation changes in Mountain Ecosystems-Case study of Taisetsuzan National Park of Hokkaido, Japan
著者 (6件):
資料名:
巻: 35  号:ページ: 47-53 (WEB ONLY)  発行年: 2010年10月 
JST資料番号: U0233A  ISSN: 2187-0500  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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気候変動に対する山岳生態系の植生変動の定量化のために,植生判別と植生変動地域の地表面特性の抽出を行った。1)植生判別は過去と現在の時系列航空写真を用いて精密なオルソ補正を行い,1メートル高解像度の時系列空間データベースを構築し,植生変化の発見と変化地域の抽出を行った。2)植生変動域における地表面特性の解析は,数値標高モデル,熱赤外衛星画像,マイクロ波衛星画像を用いて,植生変動域の斜面方位,傾斜度,影,地表面温度,土壌水分,植生指数(植物の光合成活性)などの指標を算出し,植生変動(特にチシマザサ分布域の変動)の要因解析を行った。北海道大雪山の五色ケ原地域では,1977年から2008年までの31年間にササの分布面積が57%増加していた。ササは斜面方位が南西~西向き,傾斜度が5-15度の日当りが良い(影指数0.9以上)場所を中心に分布を拡大していた。熱赤外衛星データの解析から,雪解けが早く地表面温度が高い場所で特にササの分布拡大が顕著であることが示唆された。ササ密集地では土壌水分が低く,ササ前線(ササが侵入したばかりの箇所)や高山植物分布域では土壌水分が高いことから,ササの定着によって,土壌乾燥化が加速していると考えられる。(著者抄録)
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分類 (1件):
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植物生態学 

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