抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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多くの電気を消費する空気圧縮機は,アンロード機構等の違いにより,想定以上に無駄な電気を消費している事例が多く,省エネ改善に取り組む意義は大きい。通常の負荷運転をしていると,末端での消費空気量が減少した場合に,無駄が増えることになる。どの空気圧縮機メーカーでも,モータ出力15kW以上の圧縮機の大半は,標準吐出圧力を0.69MPaとしているが,現場状況によっては0.69MPaまでの圧力を必要といないことも多い。例えば,容積型1段圧縮機においては,吐出圧力を0.69MPaから0.59MPaに下げることにより,消費電力が約8%削減する。空気は,目に見えない,環境を汚さない,などの性質を持っているため,空気漏れが放置されがちである。しかし空気漏れは,工場の空気使用量の10~20%に上り,膨大なエネルギーの無効消費が発生している現実がある。直径1mmの穴があるだけで,年間23,000円の損失となる。100か所あれば37kWの空気圧縮機をフル運転するのに相当する損失額である(圧縮空気単価:3円/m
3)。