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J-GLOBAL ID：201102271639872240   整理番号：11A1775257

Al₂O₃被覆MgO,CaOのマロン酸エステルに対するアルキル化反応への応用

Application of Solid Bases MgO and CaO Covered with Al₂O₃ in Alkylation of Malonates

著者 (3件)： SAKAMOTO Yuhki (Hokkaido Univ. Education, Hokkaido, JPN) ,  MATSUHASHI Hiromi (Hokkaido Univ. Education, Hokkaido, JPN) ,  NAKAMURA Hideo (Hokkaido Univ. Education, Hokkaido, JPN)
資料名： Journal of the Japan Petroleum Institute  (Journal of the Japan Petroleum Institute)
巻： 54  号： 6  ページ： 385-389  発行年： 2011年11月01日 
JST資料番号： F0042A  ISSN： 1346-8804  CODEN： JJPIAP  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 近年新規に開発されたAl₂O₃で被覆した固体塩基(MgOやCaO)の有用性を確認するために,塩基反応として一般的なマロン酸エステルのアルキル化反応に被覆固体塩基を用いて行った。被覆固体塩基を用いて,無溶媒下でマロン酸ジエチルをモノアルキル化およびジアルキル化することに成功した。被覆固体塩基の方が被覆していないものよりもアルキル化に対して高い活性が見られた。被覆したMgOはモノアルキル化に対して,被覆したCaOではジアルキル化に対して高い活性を示した。さらに,被覆したCaOを用いてモノアルキルマロン酸エチルのアルキル化に成功した。モノアルキル・ジアルキル体の選択性は,被覆固体塩基の塩基の強さに起因することが分かった。よって,被覆固体塩基であるMgO,CaOはマロン酸エステルのモノ・ジアルキル化に有用であることが確認された。(著者抄録)

シソーラス用語： *酸化マグネシウム ,  *酸化カルシウム ,  担持触媒 ,  アルミナ ,  被覆材 ,  触媒 ,  固体塩基 ,  塩基触媒反応 ,  *アルキル化 ,  *カルボン酸エステル ,  カルボン酸塩 ,  ジカルボン酸 ,  脂肪族カルボン酸 ,  脂肪族ハロゲン化合物 ,  化学反応 ,  有効性 ,  触媒活性 ,  選択性 ,  *塩基性度
準シソーラス用語： *アルキル化反応 ,  ハロゲン化アルキル ,  *マロン酸エステル ,  固体塩基触媒 ,  無溶媒反応 ,  有用性

分類 (4件)： その他の触媒  (CB06123Z) ,  塩基,金属酸化物  (CD01030Z) ,  脂肪族カルボン酸エステル・カルボン酸無水物・酸ハロゲン化物・アシルペルオキシド  (CF03210P) ,  変性プロセス  (YF02040T)

物質索引 (1件)： マロン酸ジエチル

引用文献 (15件)：

• 1) Adams, R., Kamm, R. M., Org. Syn. Coll., 1, 250 (1941).
• 2) Padwa, A., Watterson, S. H., Ni, Z., Org. Syn. Coll., 9, 82 (1998).
• 3) Rao, C. G., Synth. Commun., 12, 177 (1982).
• 4) Hernadez, E., Casanova, L., Czech. J. Phys., 53, A751 (2003).
• 5) Shushizadeh, M. R., Kiany, M., Chin. Chem. Lett., 20, 1068 (2009).

タイトルに関連する用語 (6件)： Al2O3 ,  MgO ,  CaO ,  マロン酸エステル ,  アルキル化反応 ,  応用