文献

J-GLOBAL ID：201102271947920557   整理番号：11A1293834

インドにおけるタサールサン,Antheraea mylittaの保護促進の企て

An Attempt to Promote the Conservation of Tasar Silkmoth, Antheraea mylitta in India

著者 (1件)： BHARATHI D. (S.P. Mahila Visvavidyalayam (Women’s Univ.), ANDHRA PRADESH, IND)
資料名： International Journal of Wild Silkmoth & Silk  (International Journal of Wild Silkmoth & Silk)
巻： 15  ページ： 87-100  発行年： 2010年12月01日 
JST資料番号： L3304A  ISSN： 1340-4725  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： インドは多くの種類のシルクを生産し,熱帯タサールシルクの唯一の生産国である。Antheraea mylittaは40近い系統があり,自然な生息地から繭を回収してシルクを製造している。安定的な生産は,A.mylitta餌植物の維持と利用に依存しているが,農村に現金収入をもたらす。そこで,タサールシルクの市場における動向やA.mylitta保護について述べた。シルクの生産においてインドは中国についで第2位であり,年に16200t生産している。また,タサールシルクは伝統的な市場の他にアメリアや日本などにも輸出され,養蚕は主に部族の女性たちに飼養されている。しかし,タサールシルクの生産量や生産性は低く,野生のA.mylittaの生物多様性は環境悪化などの問題に直面し,生息地での絶滅の問題を抱えている。そのため,タサールシルク保護や維持の観点から,A.mylittaの餌となる樹の生産は,林業と組み合わせて考えるべきと思われた。

シソーラス用語： *ヤママユガ科 ,  *資源管理 ,  *保護 ,  持続可能な農業 ,  野生生物 ,  *養蚕 ,  生物絶滅 ,  生物多様性 ,  資源 ,  飼料
準シソーラス用語： *Antheraea mylitta ,  餌資源 ,  *資源保護

分類 (1件)： 養蚕一般  (FD04010B)

引用文献 (14件)：

• FRANKEL, O. H. Can genetic diversity survive?. Advances in cytogenetics and crop improvement. 1982
• HANSDA, G. Ex situ stabilization and utility prospects of Jata ecorace of tropical tasar silkworm Antheraea mylitta Drury. Int. J. Indust. Entomol. 2008, 17, 169-172
• JOLLY, M. S. A survey of tasar crops in India. Ind. J. Sericult. 1968, 7, 56-57
• JOLLY, M. S. Tasar culture. 1974, 1-17, 86-106
• KAKATI, L. N. Diversity and Ecology of wild sericigenous insects in Nagaland, India. Tropical Ecology. 2009, 50, 1, 137-146

タイトルに関連する用語 (4件)： インド ,  タサールサン ,  Antheraea ,  促進