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J-GLOBAL ID：201102272062695021   整理番号：11A0898483

Guizhou(貴州省)における酸性雨下の典型的森林群落の樹冠緩衝作用と浸出

Canopy buffering and leaching of a typical forest community under acid rain in Guizhou Province

著者 (6件)： SONG Wenlong (School of Geography,Beijing Normal Univ., Beijing) ,  YANG Shengtian (School of Geography,Beijing Normal Univ., Beijing) ,  WEN Zhiqun (School of Geography,Beijing Normal Univ., Beijing) ,  CAI Mingyong (School of Geography,Beijing Normal Univ., Beijing) ,  BAI Xiaohui (School of Geography,Beijing Normal Univ., Beijing) ,  GAO Fang (Coll. of Environment,Beijing Normal Univ., Beijing)
資料名： Huanjing Kexue Xuebao  (Huanjing Kexue Xuebao)
巻： 30  号： 1  ページ： 15-23  発行年： 2010年 
JST資料番号： W0623A  ISSN： 0253-2468  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 中国 (CHN)  言語： 中国語 (ZH)

抄録/ポイント： Guizhou(貴州)省Longliにおける針葉樹林と潅木の林冠層における酸性雨のシミュレーション実験と雨量および林内雨の連続監視に基づき,結果は以下のことを示す:まず第一に研究地域におけるカチオン濃度はNH_4+,Ca(2+),Na+,K+,およびMg(2+)の順で減少し,Ca(2+)は降雨のpHが6.0以上であるときにNH_4+を超えて優勢になる。測定している陰イオンでは,硫酸塩が支配的で,NO_3-が次で,塩化物は最小である。林内雨では,Na+,K+,Ca(2+),Mg(2+),Cl-,NO_3-,SO_4(2-)および有機酸は濃縮され,そしてK+,Ca(2+),SO_4(2-)および有機酸の濃縮係数は他のイオンのものより大きい。第二に,酸性雨におけるH+は葉組織におけるK+,Mg(2+),およびCa(2+)と互いに交換し合う。その結果,酸性雨におけるH+の濃度は樹冠の緩衝作用により減少する。Na+は不活性で林内雨における濃度は少ししか変化しないK+,Mg(2+),Ca(2+)の浸出は樹冠緩衝作用の主要な原因で,そのうちK+とCa(2+)は支配的である。第三に,研究地域における典型的森林群落の樹冠緩衝作用は雨量のpHによって影響される。3.0に近いpHがある強い酸降雨では,林内雨のpHは降雨より高い,そして緩衝作用は針葉樹林で強く,次に混交林,そして潅木では最も弱い。pHが4.0~6.0の酸性雨では,針葉樹林は降雨を酸性化し,そして,緩衝作用は混交林で最も強く,針葉樹林が最も弱い。6.0を超えたpHがある降雨では,樹冠はまた降雨を酸性化する。林内雨のpHは4.0~6.0の範囲に留まっている。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST

シソーラス用語： *緩衝作用 ,  *酸性雨 ,  中国西南部 ,  森林 ,  樹冠 ,  群落 ,  型 ,  シミュレーション ,  アニオン ,  カチオン
準シソーラス用語： 貴州省 ,  シミュレーション実験 ,  陰イオン

分類 (1件)： 土壌汚染  (FB04100T)

タイトルに関連する用語 (5件)： 貴州省 ,  酸性雨 ,  樹冠 ,  緩衝作用 ,  浸出