抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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宮崎県綾町の「ひな山」について報告した。桃の節句に飾りを家の中に作ってお祝いをする独自の風習である。その歴史,使用する植物に込められた意味,制作技術について調査した。「ひな山」は,綾町の景色をそのまま映すかのように創られた箱庭の中にひな人形を飾るものである。縁起物の松・竹・梅が使われ,桃は縁起木として多く使用されているが,桜も代用される。また,藤は今日では蔓だけが使われるようになった。飾りの配置は,施工場所の広さ,高さなどの条件によって様々である。「ひな山」の一般的な製作過程(8工程)を示した。「ひな山」飾りを終えたあとは,「ひな山」は壊されるが,野山で採取した樹木,石材,苔などの材料は,元の場所に戻す慣習が大きな特徴である。