抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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第三者に会話内容を聞き取りにくくさせる雑音(妨害雑音)を生成し,「会話中というのは分かるが,話している内容は聞き取れない」空間を構築することによって,会話保護を実現することを試みた。本稿では,まず2章で,音響に関する基本的な知識を紹介した。具体的には,音の大きさ・音圧やSN比,雑音(白色雑音,ピンク雑音,ブルー雑音)について解説した。その上で3章において,妨害雑音を生成するシステムの概要を紹介したほか,システムの有効性を検証した実験について説明した。ここでは,実験の結果,特に,白色雑音から生成した妨害雑音に対して高い効果が期待できると分かったこと(平常音量の会話における聞き取り率が9%という結果が得られたこと)-等を報告した。