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J-GLOBAL ID:201102273080177972   整理番号:11A1512779

薄地織物および厚地織物の官能検査の分析と風合い値との比較

Analysis of a sensory test with thin and thick fabric and a comparison of the KES hand value
著者 (3件):
資料名:
巻: 80  号:ページ: 53-58  発行年: 2011年04月 
JST資料番号: S0212A  ISSN: 1881-0551  CODEN: NISZAQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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現在の日本の製糸業では,従来の製品と異なった製品を求める消費者の要求に応えるため,細繊度・太繊度繭を用いて極細・極太生糸の繰製が試みられている。そこで本研究では,どのような製品が消費者に好まれるのかを調査するため,極細・極太生糸それぞれから作製した薄地・厚地織物について官能検査と織物の風合いの比較検討を行った。極細繊度繭“はくぎん”を用いて10dの生糸を繰製し,この生糸を緯糸・経糸に用いて薄地織物を製織した。また,太繊度繭“ありあけ”を用いて100dの生糸を繰製し,この生糸を緯糸・経糸に用いて厚地織物を製織した。それぞれの織物と対照区として,JIS L 0803の染色堅ろう度試験用添付絹白布(以下,添付絹白布という)について官能検査を行ったところ,「柔らかさ」,「滑らかさ」,「光沢」,「好き」の項目で高い有意差が認められ,総合的には薄地織物が最も好ましいと判断された。また,性別や年代別で官能評価に違いがあることが確認された。織物の風合い値については,極細繊度繭“はくぎん”を用いた織物が最もKOSHI,HARIの値が小さく,SHINAYAKASAの値が大きいため,柔らかい織物であることが分かる。官能検査の結果と照らし合わせると,一般に柔らかく,滑らかで,光沢のある薄地織物が好まれるという結果が得られた。(著者抄録)
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分類 (2件):
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織布  ,  養蚕一般 
タイトルに関連する用語 (4件):
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