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J-GLOBAL ID：201102273736416782   整理番号：11A1631669

細胞外の循環性ミクロRNAの特性検討

Characterization of extracellular circulating microRNA

著者 (6件)： TURCHINOVICH Andrey (German Cancer Res. Center, Heidelberg, DEU) ,  TURCHINOVICH Andrey (Univ. Women’s Clinic, Heidelberg, DEU) ,  WEIZ Ludmila (German Cancer Res. Center, Heidelberg, DEU) ,  LANGHEINZ Anne (Univ. Women’s Clinic, Heidelberg, DEU) ,  BURWINKEL Barbara (German Cancer Res. Center, Heidelberg, DEU) ,  BURWINKEL Barbara (Univ. Women’s Clinic, Heidelberg, DEU)
資料名： Nucleic Acids Research  (Nucleic Acids Research)
巻： 39  号： 16  ページ： 7223-7233  発行年： 2011年 
JST資料番号： D0242C  ISSN： 0305-1048  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 転写後遺伝子発現調節因子であるミクロRNA(miRNA)は細胞外ヌクレアーゼ抵抗性物質としてヒトの体液中に検出されているが,細胞外の循環性miRNAの起源と機能については分かっていない。本研究では,細胞外のミクロRNAの特性について検討した。循環性の成熟したmiRNAは血漿および細胞培地中で極めて安定であることが分かった。血漿および培地中の殆どのmiRNAは0.22μmのマイクロフィルターを通過したが,110,000gの超遠心後の上清に残っていたことから,細胞外miRNAは小胞起源ではないことが示された。ウエスタンブロット免疫アッセイにより,細胞外miRNAはRNA誘導性のサイレンシング複合体の一部である96kDaのAgo2タンパク質と一緒に限外ろ過されることが分かった。血漿および培地中のmiRNAは界面活性剤を含まない条件下で抗Ago2抗体と共免疫沈降した。以上より,細胞外miRNAは主エキソソーム/微小胞を含まずにAgoタンパク質と結合していることが初めて示され,殆どの細胞外miRNAはAgo2タンパク質とAgo2-miRNA複合体の高い安定性により細胞外空間に残った死細胞の副産物であることが示唆された。

シソーラス用語： *アンチセンスRNA ,  血漿 ,  遺伝子発現 ,  小胞 ,  タンパク質複合体 ,  *タンパク質 ,  タンパク質核酸複合体 ,  安定性 ,  遺伝子サイレンシング
準シソーラス用語： *AGO蛋白質 ,  エキソソーム ,  *マイクロRNA

分類 (1件)： 核酸一般  (EB04010U)

タイトルに関連する用語 (1件)： ミクロRNA