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J-GLOBAL ID：201102273760975997   整理番号：11A0130588

4,5,6,7-テトラフルオロベンゼン-2,1,3-テルラジアゾールの結晶相の超分子的クロモトロピズム

Supramolecular Chromotropism of the Crystalline Phases of 4,5,6,7-Tetrafluorobenzo-2,1,3-telluradiazole

著者 (3件)： COZZOLINO Anthony F. (McMaster Univ., ON, CAN) ,  WHITFIELD Pamela S. (National Res. Council Canada, ON, CAN) ,  VARGAS-BACA Ignacio (McMaster Univ., ON, CAN)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 132  号： 48  ページ： 17265-17270  発行年： 2010年12月08日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 1,2,5テルラジアゾール複素環を含む分子は固体中で互いに会合し,[Te-N]₂超分子的シントンを形成して二量体ないしリボン型高分子を生成する。このシントンは2個の反平行Te..N二次結合相互作用(SBI)によって得られる仮想的四員環構造で表せる。本研究では4,5,6,7-テトラフルオロベンゼン-2,1,3-テルラジアゾール分子が,このTe..NSBIを介して多形構造を形成することを見いだした。第一の多形は大気圧下,室温でもっとも安定な固体相で,Te..NSBIによって集合したひだ状超分子的リボン型高分子で,特徴的な赤橙色結晶(α)である。第二の多形(β)は黄色結晶で,分子間Te..N二次結合距離が長短交互に配列した準安定リボン型高分子からなる。β相は127°Cでα相に発熱的に相転移した。第三の固体相はピリジン溶媒和超分子二量体からなる相(1・Py)で,黄色の結晶である。1・Pyからはゆっくりとピリジンがとれ,赤橙色のα相が出現した。これらの結晶多形の光学的性質を密度汎関数法により計算し,その違いが超分子的相互作用ならびに超分子シントンの対称性に由来するπ軌道の分子間混成と関連づけられることを示した。

シソーラス用語： *多形 ,  シントン ,  超分子構造 ,  *密度汎関数法 ,  *相転移 ,  *有機テルル化合物 ,  分子構造 ,  結晶構造 ,  X線構造解析 ,  *分子間相互作用 ,  紫外可視吸収スペクトル ,  電子状態
準シソーラス用語： *結晶多形 ,  *時間依存性密度汎関数法

分類 (4件)： その他の2ヘテロ原子以上の五員複素環化合物  (CF07085F) ,  複素環式化合物の結晶構造  (BK08030Q) ,  固相転移  (BL04020G) ,  有機化合物の可視・紫外スペクトル  (BM08085G)

物質索引 (1件)： 4,5,6,7-テトラフルオロ-2,1,3-ベンゾテルラジアゾール

タイトルに関連する用語 (4件)： テトラ ,  フルオロベンゼン ,  結晶相 ,  分子