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J-GLOBAL ID：201102274185258052   整理番号：11A1874680

東シベリアの大気中分光計による春から夏の観測に対する森林キャノピーと床に対するNDVI応答

NDVI responses to the forest canopy and floor from spring to summer observed by airborne spectrometer in eastern Siberia

著者 (5件)： SUZUKI Rikie ,  KOBAYASHI Hideki ,  DELBART Nicolas ,  ASANUMA Jun ,  HIYAMA Tetsuya
資料名： Remote Sensing of Environment  (Remote Sensing of Environment)
巻： 115  号： 12  ページ： 3615-3624  発行年： 2011年12月15日 
JST資料番号： C0252B  ISSN： 0034-4257  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 植生の光合成能力に対する衛星ベースモニタリングの一般的手法は,赤(RED)と近赤外(NIR)バンド測定値から正規化植生係数(NDVI)を計算することである。植生情報量がNOAA-AVHRR,Terra/Aqua-MODIS,SPOT-VEGETATION衛星観測に基づいて,大陸から地球規模で得られている。東シベリア,そこは疎らな北方林が優越している,景観スケールキャノピー反射率観測の欠落が,NDVI季節性が森林キャノピーと床状態によって如何に制御されているかの解釈を妨げている。本稿は,シベリア,Yakutsk周辺に対して取得した大気中スペクトル反射率測定値と同時取得した大気中土地表面画像に基づいてキャノピーと床が示すNDVIを別々に吟味したが,この為に航空機を2000年の春から夏に使用した。この空中土地表面画像(4402シーン)を目視で森林状態に応じて4タイプに分けた:非緑キャノピーと雪床(タイプ1),緑キャノピーと雪床(タイプ2),非緑キャノピーと非雪床(タイプ3),緑キャノピーと非雪床(タイプ4)。350から1200nmのスペクトル反射率をこれ等4タイプに対して計算した。タイプ1はREDとNIRバンド間で反射率にほとんど相違が無く,得られたNDVIは僅かに負であった(-0.03)。タイプ2はキャノピー青味によって2バンド間で有意な相違を示したが,得られたNDVIは低く(0.17)これは床上の雪被覆からの高い反射に由来した。タイプ3では,この2バンド間の相違は主に床の青味に由来し,NDVIが相対的に高かった(0.45)。タイプ4に於けるNDVIは4タイプの中で最も高かった(0.75)。森林キャノピーと床反射率の全反射率に対する寄与を森林放射モデルによって試験した。タイプ4のNIRとREDバンド(NIR-RED)間の反射率相異(15.6%)はタイプ2(7.0%)とタイプ3(7.9%)の約2倍の相違であり,青味と床青味の全青味に対する半々寄与を示唆した。これ等の結果はまた,Yakutsk周辺カラマツ森林における衛星導出NDVIで森林床青味が最大NDVIの85%に達し,NDVI増加に於けるほかの15%がキャノピー葉に由来すると考えられ,シベリアの疎らな森林に於けるNDVIにキャノピー青味に加えて森林床青味と雪被覆が寄与することを定量的に示した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *東シベリア ,  空中調査 ,  春 ,  夏 ,  森林 ,  *森林調査 ,  キャノピー ,  *正規化植生指数 ,  調査 ,  *プロセス解析 ,  実態調査 ,  画像分析 ,  反射スペクトル ,  積込み ,  季節的変動 ,  分類 ,  積雪 ,  植生 ,  依存性 ,  赤 ,  近赤外スペクトル ,  可視スペクトル ,  係数 ,  比率 ,  植生調査 ,  光合成活性 ,  航空機搭載 ,  下層植生 ,  *林床 ,  *環境指標 ,  *指数
準シソーラス用語： NDVI ,  季節性 ,  *森林床 ,  寄与率

分類 (4件)： 測樹学  (FF01040T) ,  リモートセンシング一般  (AD04000L) ,  測光と光検出器一般  (BD07031F) ,  電信・ファクシミリ・ビデオテックス  (ND11050L)

タイトルに関連する用語 (11件)： 東シベリア ,  大気中 ,  分光計 ,  春 ,  夏 ,  観測 ,  森林 ,  キャノピー ,  床 ,  NDVI ,  応答