抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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東広島市は2005年に1市5町が合併したが,各地区固有の状況があり,一体的な計画を考える際にはそれらへの配慮が必須である。各地区の基本的満足度・希望施策重要度評価等の住民意識調査を実施し,現状と課題を整理した。調査項目は「まちの住みやすさ」と「生活の満足度・重要度」等を中心に行い,地区別・年齢別等についても分析した。「生活満足度」の指標群からクラスター分析と主成分分析を行って8主成分を得た。各主成分の高位は「特産品の販売」,「人権尊重社会」,「上下水道整備」,「防災対策」等があり,各主成分から求められた指標の満足度の割合から総合評価を求めた。この結果は「まちの住みやすさ」の意識調査と比較し,地区ごとに著しい変動はあるものの大きな矛盾はなく,類似した傾向となった。今後,これらの結果をフィードバックして,各地区特性を考慮した改善対策の具体的検討が必要である。