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J-GLOBAL ID：201102274392127103   整理番号：11A1417811

森-川-海との共存・共栄 房総里山から供給されるフルボ酸の鉄の物質輸送と生態系との関連 1-小櫃川流域の土地利用と栄養塩との関係-

The Link between Material Transport and Ecosystem by Fulvic-Fe Complex in the Boso Peninsula 1: Interrelationship between Land-use and Nutrients in the Obitsu River Basin

著者 (6件)： 矢沢勇樹 (千葉工大) ,  濱田綾子 (千葉工大) ,  吉田達也 (千葉工大) ,  佐々木恒治 (千葉工大) ,  藤山里香 (千葉工大) ,  武田弘 (千葉工大)
資料名： 日本海水学会誌  (Bulletin of the Society of Sea Water Science, Japan)
巻： 65  号： 4  ページ： 223-238  発行年： 2011年08月01日 
JST資料番号： F0235A  ISSN： 0369-4550  CODEN： NKAGBU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鉄は植物生育にとって必須な元素となるが,pHや酸化還元電位などの変化により不溶化する。しかしながら,森林や湿地帯で生産されたフルボ酸や低分子量有機酸などの天然有機物は地中鉱物を溶解するだけでなく,その鉄と錯形成することにより安定な水溶性を示すといわれている。その流域圏と海域での物質輸送を担っているのが河川であり,近年,オホーツク海域の水産資源の推移とアムール川流域の土地利用変化を広域調査している。一方,宮城県沿岸域において漁民による植林活動が行われ,その林床で生産されたフルボ酸による海域水産資源の向上を期待している。しかし,フルボ酸による陸域から海域への鉄輸送メカニズムについての定性的および定量的な知見が十分に得られていないことから,本研究では,蛍光分光スペクトル分析により千葉県小櫃川流域を対象に採水・採土し,分析を行い,正味物質生産量と植物プランクトン生産量との関係を明らかにした。(著者抄録)

シソーラス用語： *フルボ酸 ,  *鉄錯体 ,  *物質移動 ,  河川 ,  千葉県 ,  水産資源 ,  土地利用

分類 (2件)： 水産生物学一般  (FH02010Z) ,  環境問題  (SA01020V)

引用文献 (10件)：

• MATSUNAGA, K. Mori-ga-kiereba Umi-mo-shinu. 1993
• HATAKEYAMA, S. Mori-wa Umi-no Koibito. 1994
• Field Science Education and Research Center in Kyoto University ed. Mori-to-Sato-to-Umi-no-tsunagari. 2004
• SHIRAIWA, T. ed. Final reports of the Amur Okhotsk project 2005-2009. 2010
• WAITE, T. D. Ligand exchange and fluorescence quenching studies of the fulvic acid-iron interaction. Analytica Chimica Acta. 1984, 162, 263-274

タイトルに関連する用語 (12件)： 森 ,  川 ,  海 ,  共存 ,  里山 ,  フルボ酸 ,  鉄 ,  物質輸送 ,  生態 ,  流域 ,  土地利用 ,  栄養塩