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J-GLOBAL ID:201102274667517845   整理番号:11A0813227

甲状腺ホルモン受容体を介する転写のかく乱作用,並びにポリ臭化ジフェニルエーテルによる甲状腺ホルモン誘発プルキンエ細胞樹状突起分枝形成

Disruption of Thyroid Hormone Receptor-Mediated Transcription and Thyroid Hormone-Induced Purkinje Cell Dendrite Arborization by Polybrominated Diphenyl Ethers
著者 (7件):
資料名:
巻: 119  号:ページ: 168-175  発行年: 2011年02月 
JST資料番号: E0108C  ISSN: 0091-6765  資料種別: 会議録 (C)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDEs)は難燃剤として使用され,環境汚染物質として広がりつつあり,発生過程の脳に悪影響を及ぼす懸念がある。本稿で,著者たちは,PBDEs/PBDEs水酸化物(OH-PBDEs)が,甲状腺ホルモン(TH)受容体(TR)を介する転写,及び小脳プルキンエ細胞のTH誘発樹状突起分枝形成に及ぼす影響を調べた。PBDEs/OH-PBDEsのTR作用への影響を,リポーター遺伝子アッセイにより試験した。TR-供役因子結合を哺乳動物のツーハイブリッドアッセイにより,TR-DNA[TH応答配列(TRE)]結合を液体化学発光DNAプルダウン分析法により調べた。TRから生じるキメラ受容体とグルココルチコイド受容体(GR)を用いて,PBDE作用を担当するTRの機能ドメインを同定した。新生仔期ラットの小脳の初代培養におけるプルキンエ細胞樹状突起分枝形成の変化も検査した。結果は,幾つかのPBDE同族体がTRを介する転写を抑制することを示した。PBDEsは,TR DNA結合ドメイン(TR-DBD)を含むキメラ受容体の転写を抑制したが,GR-DBDを含むキメラには抑制は無かった。小脳の培養では,PBDEは,TH誘発プルキンエ細胞樹状突起分枝形成を著しく抑制した。幾つかのPBDE同族体は,TR-DBDを通して作用するTREからのTRの一部分離により,THをかく乱し,従って,正常な脳の発育をかく乱する可能性がある。
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分類 (2件):
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動物に対する影響  ,  その他の汚染原因物質 

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