文献
J-GLOBAL ID:201102274758597973   整理番号:11A1306994

Mt. Bachelor観測所において観測された北西太平洋地域の自由対流圏低部における高濃度O3の原因

Causes of high O3 in the lower free troposphere over the Pacific Northwest as observed at the Mt. Bachelor Observatory
著者 (4件):
資料名:
巻: 45  号: 30  ページ: 5302-5315  発行年: 2011年09月 
JST資料番号: C0382D  ISSN: 1352-2310  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
2004年以来,米国オレゴン州のMt. Bachelor観測所(MBO)においてO3,CO,可視中央部波長域のサブミクロン粒子散乱(σsp),及び水蒸気(WV)を測定している。このデータを用いて,自由対流圏(FT)低部における高濃度オゾン増加の原因を同定した。8時間平均O3混合比が>70.0ppbとして定義される高オゾンイベントを合計25回記録した。イベントは3月初めから9月後半までの期間に発生した。25のイベント日のうち18回について次のデータに基づいて発生源の同定に成功した:(1)毎月の分布と比較した場合のO3,CO,Hg及びWVの相対的な増加,及び(2)HYSPLITモデル,海軍エアロゾル解析・予測システム(NAAPS)全球エアロゾルモデル,及びMODISから誘導された,資源管理システムのための火災情報(FIRMS)による発生火災カウントのサポートデータ。この研究の解析から,同定された全てのイベント中のO3レベルの増加はFTにおいてMBOに輸送されてきたものであり,ほとんどが高層対流圏・低部成層圏(UT/LS)交換,アジア長距離輸送(ALRT)及び混合ALRT+UT/LSイベントからのO3に富む気団の降下によって駆動されたものである。UT/LSイベントは毎月の中央値に比較して,COと全大気水銀(ATM)が減少していた。UT/LSイベント中はO3とCOレベルは逆相関している。逆に,ALRTイベントはCOとATMの同時的増加によって特徴づけられ,それぞれのイベント中の平均値はイベントが発生した月における70th百分位より大きい値であった。UT/LSイベントとは異なり,ALRTイベント期間中のO3とCOレベルは相関する傾向にあり,これは太平洋を越えた汚染された気団中の光化学O3生成と整合性を持つ。混合ALRT+UT/LSイベントはALRTイベントとUT/LSイベントとの特徴の中間的な特徴を示した。分類可能な場合については,それぞれのイベント型の分布割合は:UT/LSが約44%(n=8),ALRT+UT/LSが約33%(n=6),ALRTが約22%(n=4)であった。分類可能なすべての高オゾンイベントの時間に関しては,UT/LS,ALRT+UT/LS,及びALRTはそれぞれ約52%(t=85),約36%(t=59),及び約13%(t=21)であった。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
気圏環境汚染  ,  大気大循環,熱帯気象  ,  対流圏・成層圏の地球化学  ,  粒状物調査測定 

前のページに戻る