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J-GLOBAL ID：201102275467360395   整理番号：11A0113598

イオン液体ポリマー相中の対アニオンの化学的改質による選択性の激烈な増大のための新規戦略

New strategy for drastic enhancement of selectivity via chemical modification of counter anions in ionic liquid polymer phase

著者 (7件)： QIU Hongdeng (Kumamoto Univ., Kumamoto, JPN) ,  QIU Hongdeng (Lanzhou Inst. Chemical Physics, Chinese Acad. Sci., Lanzhou, CHN) ,  TAKAFUJI Makoto (Kumamoto Univ., Kumamoto, JPN) ,  SAWADA Tsuyoshi (Kumamoto Univ., Kumamoto, JPN) ,  LIU Xia (Lanzhou Inst. Chemical Physics, Chinese Acad. Sci., Lanzhou, CHN) ,  JIANG Shengxiang (Lanzhou Inst. Chemical Physics, Chinese Acad. Sci., Lanzhou, CHN) ,  IHARA Hirotaka (Kumamoto Univ., Kumamoto, JPN)
資料名： Chemical Communications  (Chemical Communications)
巻： 46  号： 46  ページ： 8740-8742  発行年： 2010年12月14日 
JST資料番号： D0376B  ISSN： 1359-7345  CODEN： CHCOFS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 重合されたイオン液体(IL)中の対アニオンの単純な改質によって,選択性を調整するための新しい戦略を報告した。ポリ(イオン液体)(PIL)-グラフト化シリカ相中での対イオンとしてメチルオレンジ(MO)染料を用いることによって,多環式芳香族炭化水素(PAH)の幾何学異性体の分離において超高選択性が達成できた。PIL-グラフト化シリカは,表面ラジカル-鎖移動重合によって容易に得ることができ,さらに対イオンはイオン性自己組織化によって簡単に改質され,相の特性が調整できた。しかしながら,固定相がイオン性相互作用によりアニオンとカチオンによって結合されるため,緩衝溶剤が溶離剤としては使用できなかった。それにもかかわらずこの様な固定相は,従来の化学的手法によっては他のすべての点で合成が容易ではない,イオン性自己組織化を用いておこなわれるクロマトグラフィーおよび電気化学における応用のための複雑な機能性材料の設計のための十分な可能性を有していることが示された。

シソーラス用語： *イオン液体 ,  *重合体 ,  芳香族縮合炭化水素 ,  立体異性体 ,  ラジカル重合 ,  自己組織化 ,  *対イオン ,  *選択性 ,  *機能材料 ,  固定相 ,  連鎖移動 ,  高速液体クロマトグラフィー ,  DRIFT法 ,  スルホン酸 ,  芳香族アミン ,  アゾ化合物 ,  第三アミン ,  二酸化ケイ素
準シソーラス用語： シリカ ,  有機シリカ

分類 (2件)： 高分子固体のその他の性質  (CG02025L) ,  クロマトグラフィー,電気泳動  (CC01050S)

物質索引 (2件)： メチルオレンジ ,  1-ビニル-3-オクタデシル-1H-イミダゾール-3-イウム・ブロミド

タイトルに関連する用語 (6件)： イオン液体 ,  ポリマー ,  アニオン ,  化学 ,  改質 ,  戦略