抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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私たちの暮らしはその多くが生物多様性を基盤とした生態系の恩恵によって成り立っている。従来までの化石燃料依存,資源の大量消費で支えられてきた社会は限界を迎え,生物多様性を持続可能な方法で活用していくことが豊かな社会を実現するかぎと言える。2010年10月,生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が名古屋で開催され,生物多様性にかかわる企業の責任と具体的活動の重要性が改めて確認された。富士通グループでは,2008年に策定した中期環境ビジョン“Green Policy2020”の目標の一つに「生物多様性の保全」を掲げ,「生物多様性保全へのICTの活用」「生物多様性の社会への普及に貢献」「グローバル規模での展開」の三つの重点テーマを指針に定めて,活動を推進している。本稿では,富士通グループの生物多様性への取組みについて,ICTを活用した取組みと生物多様性評価の事例を中心に紹介する。(著者抄録)