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J-GLOBAL ID：201102275729216495   整理番号：11A0823858

低品質再生粗骨材を用いたコンクリートの実用化に向けた基礎的研究

FUNDERMENTAL STUDY ON PRACTICAL USE OF CONCRETE USING LOW QUALITY RECYCLED COARSE AGGREGATE

著者 (4件)： 秋吉善忠 (大分大 大学院工学研究科) ,  佐藤嘉昭 (大分大 工) ,  大谷俊浩 (大分大 工) ,  上田賢司 (ゼロテクノコンサル)
資料名： セメント・コンクリート論文集  (Cement Science and Concrete Technology)
号： 64  ページ： 522-529  発行年： 2011年02月25日 
JST資料番号： F0276A  ISSN： 0916-3182  CODEN： SKROER  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 低品質再生粗骨材および改質フライアッシュを用いたコンクリートの調合設計法の確立を目指し,これらの材料を用いたコンクリートの基礎的な性状の把握を目的として実験を行った。その主な結果は,1)改質フライアッシュの混入により,低品質再生コンクリートの流動性は向上し,乾燥収縮ひずみは平均で4~8%低減されるなど,コンクリートの品質が改善されることが分かった,2)圧縮強度は再生粗骨材と普通粗骨材の吸水量の差(ΔW)を考慮した見かけのセメント水比で管理が可能である,3)乾燥収縮ひずみはΔWの増加に伴い直線的に増加する傾向にある,4)中性化深さは水セメント比によって管理が可能である。

シソーラス用語： *コンクリート ,  *再生骨材 ,  *フライアッシュ ,  性質 ,  圧縮強さ ,  乾燥収縮 ,  歪 ,  中性化
準シソーラス用語： フレッシュ性状 ,  圧縮強度

分類 (1件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (12件)：

• 1) 伊藤尚子ほか:種類の異なるフライアッシュのASR防止対策に関する研究、コンクリート工学年次論文集、Vol.29、No.1、pp,1233-1238 (2007)
• 2) 佐藤嘉昭ほか:改質石炭灰(CfFA)の特性の違いがコンクリートの各種性状に与える影響に関する研究(その1.原粉の銘柄の違いがフレッシュ性状に及ぼす影響)、日本建築学会大会学術講演梗概集、pp.659-660 (2008)
• 3) 上西隆ほか:再生骨材コンクリートの耐久性に関する研究、その1.実験概要フレッシュコンクリートと圧縮強度の性状、日本建築学会大会学術講演梗概集、pp.1199-1200 (2008)
• 4) 片平博:再生骨材の品質がコンクリートの性能に与える影響、セメント・コンクリート、No.654、pp.38-44 (2001)
• 5) 麓隆行ほか:再生細骨材の物理的性質がコンクリート性状に及ぼす影響について、コンクリート工学年次論文集、Vo1.24、No.1、pp.1233-1238 (2002)

タイトルに関連する用語 (5件)： 再生粗骨材 ,  コンクリート ,  実用化 ,  基礎 ,  研究