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J-GLOBAL ID:201102275772491564   整理番号:11A1094181

放射線感受性に及ぼす大腸癌幹細胞のヘテロクロマチンの影響

Effects of heterochromatin in colorectal cancer stem cells on radiosensitivity
著者 (6件):
資料名:
巻: 29  号:ページ: 290-297  発行年: 2010年 
JST資料番号: C2043A  ISSN: 1000-467X  CODEN: AIZHE4  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 中国 (CHN)  言語: 中国語 (ZH)
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【背景および目的】放射線療法(RT)は大腸腺癌に対する包括的治療のうち,主要な非外科的療法の一つである。癌幹細胞(CSCs)の放射線耐性は,治療有効性に影響を及ぼす重要因子の一つである。本研究では,大腸腺癌放射線耐性におけるCSCsの特異的染色体構造とヒストン修飾の影響を調査した。【方法】切除したヒト大腸腺癌から試料を収集した。マウスで皮下大腸癌モデルを樹立した。免疫組織化学で,異種移植片は原発腫瘍標本に類似したbulk大腸癌細胞から生成したことが明らかとなった。フローサイトメトリーを行い,高線量単回照射の前後で,大腸腺癌切除標本と異種移植片の両方からCSCs(CD133+)と非CSCs(CD133-)を分類した。CD133+およびCD133-核におけるヘテロクロマチン標識マーカ(H3K9me3,HP1-α,およびH3K4me1)とユークロマチン(H3K4me3)を免疫蛍光法で検出した。【結果】大腸CSCs(CD133+)と非CSCs(CD133-)の間で,染色質構造に明らかな相違がみられた。クロマチンはCD133+核で小型のパッチを示したが,CD133-核では粗い格子状構造を示した。免疫蛍光法でCSCsに存在する小型パッチはヘテロクロマチン構造から生成されたことが明らかとなった。さらに,10gray(Gy)の単回照射RT後24時間以内に,CSCsのヘテロクロマチン領域における液胞様欠損が観察された。興味深いことに,この現象は96時間後から回復し,144時間後にはCSCsのヘテロクロマチン領域における濃密プラク構造へと回復した。しかし,非CSCsでは粗いクロマチン構造を除き,RT後に有意差は観察されなかった。【結語】CSCsは大腸の放射線感受性に関与する。その機序はヘテロクロマチン形成およびヒストンメチル化と関連する可能性がある。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST
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分類 (1件):
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腫ようの化学・生化学・病理学 
タイトルに関連する用語 (4件):
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