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J-GLOBAL ID:201102276148198638   整理番号:11A0192482

チリ北部,カナダのハイランドバレー,モンゴルのエルデネット,中国の徳興,ブルガリアのメデット,日本の阿仁鉱山における鉱化関連花崗岩類の岩石化学的性質

Petrochemistry of I-type magnetite-series granitoids of the northern Chile, Highland Valley, southern B. C., Canada, Erdenet mine, Mongolia, Dexing mine, China, Medet mine, Bulgaria, and Ani mine, Japan
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巻: 61  号: 11-12  ページ: 383-415  発行年: 2010年12月22日 
JST資料番号: F0341B  ISSN: 1346-4272  CODEN: CCKHA7  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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チリ北部の中生代-新生代花崗岩類を蛍光X線回折法で再分析すると共に,その他地域のポーフィリー型銅鉱床に関係する花崗岩類を同一方法で分析した。チリでは北部,中部,南部の3測線で海岸部(ジュラ紀)から内陸部(第三紀)に至る広域的花崗岩類試料が解析された。ハーカー図において内陸へ増加する傾向を示す成分はAl2O3,Na2O,P2O5とSrである。他方,減少の傾向を示す成分はY,全鉄とVである。したがって,高いSr/Y比を持つ花崗岩類が内陸部の若い時代に産出することになる。世界のその他の対象地域はカナダのB.C.州のハイランドバレー鉱床地域,モンゴルのエルデネット鉱床,中国の徳興鉱床,ブルガリアのメデット鉱床,日本の阿仁鉱床などである。研究した諸岩石は帯磁率測定とFe2O3とFeOの分析により,全て磁鉄鉱系に属することが明白で,この酸化型マグマの存在は全鉱床で共通する性質である。アルミナ飽和指数(ASI)は1.1より小さく,したがってIタイプに属すると判定された。多くの花崗岩類はK2O-SiO2図上で,高カリウム系列の領域にプロットされるが,ハイランドバレー地域の花崗岩類は低~中Kシリーズに属し,カリウムに乏しい。チリの一部とエルデネット花崗岩類が最もカリウムに富み,ショショナイトも産出する。その他の成分では,チリの花崗岩類はP2O5に乏しい。ハイランドバレー鉱床とメデット鉱床の花崗岩類はRbが最低,Srが最大の含有量を持つ。花崗岩類中の微量のCu含有量は大きく変化するが,チリとハイランドバレー鉱床地域の花崗岩類にはその含有量が大きいものが多い。Moは花崗岩類中更に少量であるが,ハイランドバレー,エルデネット,チリの鉱床地域の花崗岩類には,SiO2=60-65%の中性岩類において5ppm Moを越える高いものがある。ストロンチウムに富みYに乏しい花崗岩類がチリ,ハイランドバレー,徳興,メデット鉱床地域の鉱化花崗岩類にしばしば認められた。これはアダカイトと認定されるもので,その起源物質はまだ温かい海洋底玄武岩類が,沈みこみ運動によって柘榴石が晶出する高圧化に置かれた後に,部分溶融したものと推定された。...(著者抄録)
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分類 (3件):
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鉱床成因論  ,  深成岩  ,  岩石圏の地球化学一般 
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