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J-GLOBAL ID：201102276251573064   整理番号：11A1483895

OCT4はヌクレオソーム非存在領域を構築および維持しその標的遺伝子の後成的制御の付加的な層を提供する

OCT4 establishes and maintains nucleosome-depleted regions that provide additional layers of epigenetic regulation of its target genes

著者 (6件)： YOU Jueng Soo (Univ. Southern California, CA) ,  KELLY Theresa K. (Univ. Southern California, CA) ,  DE CARVALHO Daniel D. (Univ. Southern California, CA) ,  TABERLAY Phillippa C. (Univ. Southern California, CA) ,  LIANG Gangning (Univ. Southern California, CA) ,  JONES Peter A. (Univ. Southern California, CA)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 108  号： 35  ページ： 14497-14502  発行年： 2011年08月30日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究は高分解能の単一分子マッピング法を用い内在性のDNAメチル化および同じDNA分子上のヌクレオソーム占有率を調査した。その結果,メチル化されていないOCT4の遠位エンハンサーはヌクレオソーム非存在領域(NDR)を有するが転写因子NANOGはその近位プロモーターで明らかなNDRを有していた。これらのNDRはOCT4の結合により維持され,OCT4およびNANOGの発現に必要とされる。一方,分化はヌクレオソーム占有を伴うこれらのNDRの急速な欠損を引き起こし,de novoのDNAメチル化を先行させた。NDRは体細胞におけるOCT4の強制的な発現により回復されうるが,これはシトシンメチル化が生じない時のみであった。これらの結果はOCT4により確立されたNDRの中心的役割について示し,さらにde novoメチル化はNDRの欠損と抑制状態の安定化を引き起こす事を示した。

シソーラス用語： DNA結合タンパク質 ,  転写因子 ,  *ヌクレオソーム ,  分子 ,  写像 ,  メチル化
準シソーラス用語： DNAメチル化 ,  Nanog ,  マッピング法 ,  *Oct-4 ,  単一分子

分類 (2件)： 動物に対する影響  (EE05040R) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

タイトルに関連する用語 (5件)： Oct4 ,  ヌクレオソーム ,  構築 ,  標的遺伝子 ,  層