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J-GLOBAL ID：201102276273521874   整理番号：11A0295517

中性子回折を用いた微粒子磁場配向過程の解析

Analysis of Magnetic Field Orientation Process of Fine Particles using Neutron Diffraction

著者 (1件)： 寺田典樹 (物質・材料研究機構中性子散乱グループ)
資料名： Journal of the Vacuum Society of Japan  (Journal of the Vacuum Society of Japan)
巻： 53  号： 12  ページ： 725-731 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： G0194A  ISSN： 1882-2398  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： セラミックの微細構造はセラミックの電気,熱,光学,及び機械特性を増強する上で重要である。微粒子結晶方位の磁場アラインメントは微細構造を制御する最も有効な方法の1つである。中性子回折を使って,α-Al₂O₃微粒子の磁気アラインメントを研究した。懸濁液のその場中性子回折測定を行って,磁場をかけた効果を調べた。結果から,懸濁液中のα-Al₂O₃粒子の結晶方位を決定する上で磁気異方性エネルギーと熱ゆらぎとの均衡が重要になることが明らかになった。試料は焼結温度を様々に変えて系統的に生成した。これらを中性子回折測定に用いて,焼結の効果を調べた。結晶方位は結晶粒成長温度より上の温度で大きく改善されることが分った。本解説では,中性子回折測定の実験の詳細を紹介し,その結果を分析した。

シソーラス用語： 微粒子 ,  結晶方位 ,  *αアルミナ ,  懸濁液 ,  中性子回折 ,  磁気異方性 ,  ゆらぎ ,  焼結 ,  セラミック ,  *焼結体
準シソーラス用語： *磁場配向 ,  熱ゆらぎ

分類 (1件)： 磁気異方性・磁気機械効果一般  (BM06101B)

引用文献 (17件)：

• 1) A. N. Lavrov, S. Komiya and Y. Ando: Nature, 418 (2002) 385.
• 2) N. Hirota, T. Homma, H. Sugawara, K. Kitazawa, M. Iwasaka, S. Ueno, H. Yokoi, Y. Kakudate, S. Fujiwara and M. Kawamura: Jpn. J. Appl. Phys., 34 (1995) L991.
• 3) Z. Kato, A. Makiya, S. Tanaka, K. Uematsu, T. Kimura and K. Kitazawa: Key Eng. Mater., 264-268 (2004) 253.
• 4) T. S. Suzuki, Y. Sakka and K. Kitazawa: Adv. Eng. Mater., 3 (2001) 490.
• 5) T. S. Suzuki, Y. Sakka and K. Kitazawa: IEEE Trans. Appl. Supercond., 14 (2004) 1584.

タイトルに関連する用語 (5件)： 中性子回折 ,  微粒子 ,  磁場配向 ,  過程 ,  解析