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J-GLOBAL ID:201102276437690150   整理番号:11A1185969

植物性ステロールは特異的にマクロファージ泡末細胞におけるABC輸送体の発現,コレステロール流出,および,炎症性サイトカイン分泌に影響する

Phytosterols differentially influence ABC transporter expression, cholesterol efflux and inflammatory cytokine secretion in macrophage foam cells
著者 (6件):
資料名:
巻: 22  号:ページ: 777-783  発行年: 2011年08月 
JST資料番号: E0597B  ISSN: 0955-2863  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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植物性ステロールサプリメントは低密度リポタンパク質(LDL)コレステロールを低下させ,アポリポタンパクE(Apo E)-欠乏マウスで低下したLDLの抗アテローム硬化性に関与することが分かっているが,植物性ステロールサプリメントのコレステロール低下についてはその機作は十分明らかになっていない。個々の植物性ステロールは細胞型に特有の影響を示し,アテローム性動脈硬化に関しては有益か有害かのどちらかであり,マクロファージ機能に対するそれらの影響に関してほとんどわかっていない。ABCA1およびABCG1の量,コレステロール流出および炎症性サイトカイン分泌に対する植物性ステロールの影響を培養マクロファージ泡末細胞で検討した。通常消費された植物性ステロールの中で,スチグマステロールはABCA1およびABCG1の発現を増加し,アポリポタンパク(Apo)AIおよび高密度リポタンパク質(HDL)に対しコレステロールの流出を増加させる。カンペステロールおよびシトステロールはABCA1またはABCG1レベルに影響しなかった。シトステロールはApo AI またはHDLに対するコレステロール流出に影響しなかったが,カンペステロールは大きくはないが確実にTHP-1マクロファージにおけるHDLに対するコレステロール流出を低下させた。凝集LDL(agLDL)誘導に関与するスチグマステロールは腫瘍壊死因子(TNF)-α,インターロイキン(IL)-6およびIL-1β分泌を増加し,シトステロールはこれらの影響を悪化させた。カンペステロールの存在はTHP-1マクロファージからのagLDL-誘導炎症性サイトカイン分泌に影響しなかった。変性リポタンパク質におけるスチグマステロールの存在はコレステロール流出を促進し,マクロファージ泡末細胞における脂質負荷に対する炎症性サイトカインの分泌を抑制した。一方,カンペステロールは不活性で,シトステロールの存在は炎症誘発性サイトカインの分泌を増加した。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
食用油脂,マーガリン  ,  脂質一般  ,  脂質の代謝と栄養 

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