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J-GLOBAL ID：201102276548214217   整理番号：11A1425066

北部南シナ海斜面上の火山活動が生成したガス・ハイドレート層への影響

Influence on Gas Hydrates Formation Produced by Volcanic Activity on Northern South China Sea Slope

著者 (3件)： Luan Xiwu (Key Lab. of Marine Geology and Environment, Inst. of Oceanology, Chinese Acad. of Sciences, Shandong, Qingdao) ,  Zhang Liang (Key Lab. of Marine Geology and Environment, Inst. of Oceanology, Chinese Acad. of Sciences, Shandong, Qingdao) ,  Yue Baojing (Key Lab. of Marine Geology and Environment, Inst. of Oceanology, Chinese Acad. of Sciences, Shandong, Qingdao)
資料名： Xiandai Dizhi  (Xiandai Dizhi)
巻： 24  号： 3  ページ： 424-432  発行年： 2010年 
JST資料番号： C2497A  ISSN： 1000-8527  CODEN： XIDZEV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 中国 (CHN)  言語： 中国語 (ZH)

抄録/ポイント： 北部南シナ海斜面上には火山が発達している。その火山活動により生成したガス・ハイドレート層への影響は,フィールド探査を行う前に初めに考慮すべき重要な問題である。地震波線解釈と地質学的熱モデル計算に基づき,この論文は,ガス・ハイドレート安定帯の厚さはマグマ貫入が影響すると結論づけた。そのマグマ貫入深度が浅いほど,ガス・ハイドレート安定帯の厚さへの影響は大きいが,ガス・ハイドレート安定帯の厚さの回復期の時間は短い。火山噴火が海底で起こったとき,そのガス・ハイドレート安定帯は初めに全体的に破壊されるが,しかしながら,マグマ貫入の場合に比べると極めて短期間後にまた回復する。6kmのマグマ貫入深度の場合に関して,ガス・ハイドレート安定帯に対する総回復時間は約1Maである。東沙運動と流花運動の際にはともに火山活動があった。現在まで,それらの二つの構造運動の際のそれらの火山活動が生成したガス・ハイドレート安定帯への影響は消失した。斜面域上で発達した非常に細かい堆積物粒子と非常に低い空隙率は通常,ガス・ハイドレートの形成に対する好ましくない因子である。その火山活動はともにその堆積物空隙率を大きくし斜面環境でのメタンの移動と集積を加速するにつれて,その斜面環境上のガス・ハイドレートの形成を助けることができる。一方,マグマ貫入が持ち込んだ高温は,メタン細菌の活動を刺激し多くのメタンを生成することにより,ガス・ハイドレートの形成を助ける。北部南シナ海斜面の火山域はガス・ハイドレート探査に対する好適なターゲット域である。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST

シソーラス用語： 南シナ海 ,  斜面 ,  *火山活動 ,  *ガスハイドレート ,  構造運動 ,  *空隙率 ,  安定化 ,  層 ,  天然ガス
準シソーラス用語： マグマ貫入

分類 (2件)： 石油・ガス鉱床  (DE09050D) ,  地球熱学,火山物理学  (DC03070D)

タイトルに関連する用語 (4件)： 南シナ海 ,  斜面 ,  火山活動 ,  ハイドレート