文献
J-GLOBAL ID:201102276927743430   整理番号:11A0963235

慢性マグネシウム欠乏はマウス心臓で低酸素/再酸化損傷に対する耐性を低下する

Chronic magnesium deficiency decreases tolerance to hypoxia/reoxygenation injury in mouse heart
著者 (7件):
資料名:
巻: 88  号: 15-16  ページ: 658-663  発行年: 2011年04月11日 
JST資料番号: B0699B  ISSN: 0024-3205  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
マグネシウム(Mg)欠乏は,メタボリックシンドローム,心血管疾患および突然死の発生を関係することが報告されている。低酸素/再酸化損傷に対する心臓耐性に与える,慢性Mg欠乏の影響を検討した。マウスに4週間Mg欠乏餌を食べさせ,それらの心臓をLangendorff潅流実験のため切除した。血液と心臓中の総Mg量は,原子吸光分析法により定量した。Mg欠乏マウスでは,全血中のMg濃度は,大きく低下したが,心臓のそれは,変化しないままであった。対照マウスの心臓を,低酸素/再酸化曝露し,1.2mM Mgを含む正常なKrebs溶液からの細胞外Mg除去は,再酸素化による引張速度プロダクト(TRP)の回復も有意に低下した。Mg欠乏マウスでは,心臓のTRP回復は,細胞外Mgの非存在下,対照のそれと比較して有意に低下した。潅流液へのMgの添加は,TRP回復を改善しなかった。低酸素/再酸化中に,心筋アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)遊離により評価した,心臓損傷は,Mg欠乏マウスで対照マウスのそれより大きかった。これら結果は,慢性Mg欠乏が低マグネシウム血症を誘導し,細胞内Mg量を変化することなく,低酸素に対する心臓耐性を低下することを示す。低酸素に対する耐性低下は,細胞外Mgの存在または非存在により影響されず,ある種の細胞内代謝異常がMg欠乏マウスの心筋細胞で発生することを示唆する。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
循環系の基礎医学  ,  代謝異常・栄養性疾患一般 

前のページに戻る