文献

J-GLOBAL ID：201102276943103688   整理番号：11A0760530

タマカイ人為性転換雄と正常雌との交配による稚魚の大量生産技術の開発(大型ハタ類の性転換・性成熟研究)

著者 (4件)： 岸本和雄 (沖縄県水産海洋研究セ) ,  狩俣洋文 (沖縄県) ,  木村基文 (沖縄県水産海洋研究セ) ,  中村將 (琉球大 熱帯生物圏研究セ)
資料名： 沖縄県水産海洋研究センター事業報告書  (Annual Report of Okinawa Prefectural Fisheries and Ocean Research Center)
号： 71  ページ： 40-44  発行年： 2010年12月 
JST資料番号： Y0377A  ISSN： 1883-2717  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 陸上200kL水槽で飼育しているタマカイ親魚4個体に対して,2009年8月4日と10月13日に生殖腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRHa)を40μg/kgの割合で投与した。ホルモン投与後に繁殖行動は観察できなかったが,投与5日後の8月9日に水槽内で産卵がみられ,未受精卵90g(平均卵径0.88mm)が得られた。また,ホルモン投与6日後の8月10日には,放精履歴の無い個体(1240mmTL,50.0kgBW,雄化ホルモン処理履歴無し)から腹部圧迫により精子を採取することができた。以上の結果,GnRHaのみの投与で産卵を誘導することができ,また,放精履歴のない個体から精子が採取できるようになったことから,成熟サイズに達した雌雄のタマカイ親魚の生殖腺を最終成熟に促す手段の一つとして,GnRHaの単独投与は有効であると考えられた。今後も人工授精を含めたタマカイの種苗生産方法の確立が必要である。12c。(著者抄録)

シソーラス用語： ハタ科 ,  養殖 ,  性転換 ,  *性成熟 ,  人工受精 ,  *性腺刺激ホルモン放出ホルモン ,  稚魚
準シソーラス用語： *タマカイ ,  *種苗生産 ,  人為性転換 ,  水産養殖

分類 (2件)： 増養殖の技術  (FH04020Y) ,  魚類  (FH02020K)

タイトルに関連する用語 (13件)： タマカイ ,  転換 ,  雄 ,  雌 ,  交配 ,  稚魚 ,  大量生産 ,  開発 ,  大型 ,  ハタ ,  性転換 ,  性成熟 ,  研究