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J-GLOBAL ID:201102277143670521   整理番号:11A1861431

UBR1は蛋白質キナーゼ品質管理を促進し,細胞をHsp90阻害に対し感受性にする

UBR1 promotes protein kinase quality control and sensitizes cells to Hsp90 inhibition
著者 (3件):
資料名:
巻: 318  号:ページ: 53-60  発行年: 2012年01月01日 
JST資料番号: B0313A  ISSN: 0014-4827  CODEN: ECREAL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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UBR1とUBR2はN末端則分解経路において機能するN-レコグニンユビキチンリガーゼである。酵母においてUBR1ホモログは,N末端則非依存的な方法で,Hsp90の小分子インヒビターであるゲルダナマイシンによる細胞処理によりミスフォールド蛋白質分解を促進させる機能もある。これらの研究に基づき著者等はHsp90阻害下における蛋白質キナーゼクライアント分解時の哺乳類UBR1とUBR2の役割を調べた。本発見から,ゲルダナマイシン処理したマウスUbr1-/-細胞において蛋白質キナーゼクライアントであるAktとCdk4は分解されたが,それらのレベルは野生型細胞で見られたレベルよりも非常に急速に回復することが示された。これらの発見は野生型細胞と比較して,Ubr1-/-細胞においてHsp90発現誘導が増加したことと関連している。また著者等はゲルダナマイシン処理したマウス胚性線維芽細胞とヒト乳癌細胞においてUBR1蛋白質レベルの減少を観察したことから,UBR1はHsp90クライアントであることが示唆された。更なる研究により,UBR1と品質管理ユビキチンリガーゼであるCHIP間は機能的にオーバーラップすることが明らかとなった。本発見により,UBR1機能はゲルダナマイシン処理下においてHsp90依存的蛋白質キナーゼのレベルを制御するという点で保存されており,このことはUBR1がHsp90インヒビターの化学療法的効果に対する,癌細胞感受性の決定と関連があることを示唆している。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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生物学的機能  ,  抗腫よう薬の基礎研究 
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