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J-GLOBAL ID：201102277400278956   整理番号：11A0783524

宍道湖・中海水域の水産業振興に向けた調査研究等の課題

著者 (3件)： 石飛裕 (自然と人間環境研究機構) ,  平塚純一 (自然と人間環境研究機構) ,  桑原弘道 (自然と人間環境研究機構)
資料名： 島根県水産技術センター研究報告  (Report of Shimane Prefectural Fisheries Technology Center)
号： 3  ページ： 99-110  発行年： 2011年03月 
JST資料番号： X0690B  ISSN： 1881-5200  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 宍道湖・中海水系ではこの数年間に中浦水門の撤去,本庄水域西部承水路堤防の撤去,森山堤防の開削が行われ水域の流動環境は大きく変化し,将来的には大橋川拡幅による水環境の変化が予測されている。現時点における宍道湖・中海水域の漁業の問題点を指摘し,水産業振興のための課題等について記した。新しい事態を科学的に理解し実効のある対応を行うには,水環境と重要水産生物の資源について日常的なモニタリング体制を整え,漁場環境の整備,ブランド化による漁獲物の品質と価格の維持,漁協・漁業者への支援・指導,地域住民との連携,水域の生態系サービスを含む総合戦略の策定が必要と考えた。多方面の関係者の協力を求め組織体制を構築し,より実効ある水産振興を図ることが重要な課題となる。

シソーラス用語： 湖沼 ,  島根県 ,  漁業 ,  *産業開発 ,  ブランド ,  *管理システム ,  住民 ,  協力 ,  *水産資源 ,  監視 ,  *漁場環境
準シソーラス用語： モニタリング ,  *環境変化 ,  産業振興 ,  宍道湖 ,  水産業 ,  *生態系サービス ,  組織体制 ,  地域連携 ,  中海

分類 (4件)： 水産経済・経営  (FH01020D) ,  水産生物学一般  (FH02010Z) ,  生態系  (EE01040P) ,  環境因子の生物影響一般  (EE04010D)

引用文献 (38件)：

• 1)石飛裕,平塚純一,桑原弘道,山室真澄:中海・宍道湖における魚類および甲殻類相の変動.陸水学雑誌,61,129-146(2000).
• 2)森脇晋平,道根淳:中海における漁獲i量変動.島根水技セ研報,1,41-48(2007).
• 3)平塚純一,桑原弘道:中海本庄水域の魚類相とその特性.陸水学雑誌,61,109-118(2000).
• 4)田中秀典,戸田顕史,平塚純一,石飛裕:中海本庄水域の堤防撤去と開削による水理構造と底生生物の変化.第75回日本陸水学会講演要旨集,p.40(2010).
• 5)武石祐一郎,瀬戸浩二,山口啓子,倉田健悟:中海本庄水域における森山提部分開削後の水質環境の変化.2010年汽水域研究発表会講演要旨集p.37(2010).

タイトルに関連する用語 (6件)： 宍道湖 ,  中海 ,  水域 ,  水産業 ,  調査 ,  研究