抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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東京海洋大学では2006年9月から学生証と一体化させた端末認証用ICカードを導入し,セキュリティの向上とカード関連業務の軽減を図ってきた。本論文では,1)氏名,2)学籍番号,3)有効期限,4)図書館貸出用ID,5)PIN(Personal Identification Number),6)統合認証のアカウント,7)パスワード,8)カードID,9)ログイン情報,10)PIN入力回数などが含まれる本ICカード学生証の仕様と教育用システムの認証方法を説明した。また,i)発行状況,ii)再発行回数,iii)ICカード学生証を使った証明書発行システムの利用状況,iv)教育用端末の利用状況,v)PIN,パスワード再発行件数,vi)ICカード関連障害報告,vii)情報処理センター用ゲストカード,教職員用貸出カードの利用状況を示した。特に,教育用端末を利用する場合はカード挿入と5)の入力による個人認証とし,パスワードはその他のサービスを利用する場合の認証方式とすることで端末認証によってパスワードは自由に変更できるのでv)の減少を図れた。また,カード再発行の外注による発行期間の長期化と費用負担増やiv)の低迷,教職員証のICカード化への未対応による認証方法の不整合といった課題が明らかになった。