文献

J-GLOBAL ID：201102278145033541   整理番号：11A0412828

C₁₆TABで形成した有機材料の電気・光学特性

著者 (5件)： 川口優 (日本女大 理) ,  亀海静夏 (日本女大 理) ,  田口真理 (日本女大 理) ,  小澤あつみ (日本女大 理) ,  今井元 (日本女大 理)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 C  (IEICE Transactions on Electronics (Japanese Edition))
巻： J94-C  号： 2  ページ： 45-52  発行年： 2011年02月01日 
JST資料番号： S0623C  ISSN： 1345-2827  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 我々は有機材料によるp-nホモ接合を実現することを目的に,界面活性剤であるn-Hexa-decyl-trimethyl-ammonium Bromid:C₁₆TABを用いた試料を作製し,電気特性及び光学特性を評価した。C₁₆TABを超純水に溶解し,更にKI水溶液を加えた。不純物添加は,この水溶液に電圧印加することにより実施した。イオン化したKIは電圧印加により,K⁺イオンは-電極に,I^-イオンは+電極に引き付けられる。したがって,各電極付近では同一材料で異種の不純物を含んだ溶液が採取できる。この採取溶液を乾燥して試料を作製した。作製試料の抵抗率,及びその温度依存性等を測定し,半導体的性質の有無を検討した。また光学特性では,バンドギャップを推定した。更に,p-n接合試料を作製し,そのI-V特性を評価した結果,p-nホモ接合と似た特性が得られた。(著者抄録)

シソーラス用語： *半導体接合 ,  *PN接合 ,  *有機材料 ,  電気特性 ,  *光学的性質 ,  *有機半導体 ,  発光ダイオード ,  バンドギャップ ,  温度依存性 ,  電流電圧特性 ,  脂肪族アミン ,  第四アンモニウム ,  有機EL素子
準シソーラス用語： *ホモ接合

分類 (3件)： 固体デバイス材料  (NC03020K) ,  有機化合物の電気伝導  (BM03045F) ,  有機化合物のルミネセンス  (BM08094A)

物質索引 (1件)： CTAB

引用文献 (19件)：

• S. Lee, K. Fujita, and T. Tsutsui,“Emission mech anism of double-Insulating organic electroluminescence device driven at AC voltage,” Jpn. J. Appl. Phys.1, vol.44, no.9A, pp. 6607-6611, 2005.
• K. Fukuno, T. Osasa, Y. Iwasaki, A. Kimura, and M. Matsumura,“Organic electroluminescence devices based on mixture of aluminum-hydroxyquinoline complex and compound with low dielectric constant,” Jpn. J. Appl. Phys.1, vol.44, no.8, pp. 6245-6248, 2005.
• A. R. Campanelli and L. Scaramuzza,“Hexa-decyltrimethyl-ammonium Bromid,” Acta Cryst., C, vol.42, pp. 1380-1383, 1986.
• H. Shirakawa, E. J. Louis, A. G. MacDiarmid, C. K. Chiang, and A. J. Heeger,“Synthesis of electrically conducting organic polymers halogen derivatives of polyaccetylene,(CH) _χ,” J. Chem. Commun., pp. 578-580, 1977.
• 金藤敬一, “導電性高分子の導電機構の解明,”高分子, voL37, no.7, P. 526, 1988.

タイトルに関連する用語 (2件)： 有機材料 ,  光学特性