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J-GLOBAL ID：201102278492398517   整理番号：11A0181462

グアニル酸シクラーゼ共役受容体による細胞上で生じるサブセカンド,ピコモルの一酸化窒素の過渡変化に対する精妙な感受性

Exquisite sensitivity to subsecond, picomolar nitric oxide transients conferred on cells by guanylyl cyclase-coupled receptors

著者 (9件)： BATCHELOR Andrew M. (Univ. Coll. London, London, GBR) ,  BARTUS Katalin (Univ. Coll. London, London, GBR) ,  REYNELL Clare (Univ. Coll. London, London, GBR) ,  CONSTANTINOU Sophie (Univ. Coll. London, London, GBR) ,  HALVEY Edward J. (Univ. Coll. London, London, GBR) ,  HELD Kara F. (Univ. Vermont, VT) ,  DOSTMANN Wolfgang R. (Univ. Vermont, VT) ,  VERNON Jeffrey (Univ. Coll. London, London, GBR) ,  GARTHWAITE John (Univ. Coll. London, London, GBR)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 107  号： 51  ページ： 22060-22065  発行年： 2010年12月21日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 生理的濃度のNOがどのようにしてリアルタイムに情報伝達経路を駆動するのかを明らかにする目的で,細胞内に発現させたδ-FincGと名付けた新規cGMPバイオセンサーの特製を調べた。生理的なcGMP濃度から30nMあるいはそれ以上まで濃度を上げた場合のNOに対する応答は,1pM以下の濃度でも観察された。ホスホジエステラーゼ-5を同時発現させた細胞でさえ10pM以下の濃度のNOに応答することが分かった。NO補足の動態と情報伝達は,局部的にピペットからNOを吹き込んでやった場合でも認められた。吹き込み時間がわずか10ms,その際に計算される最大細胞内NO濃度は23pMであっても応答は検出可能であった。本研究で用いた手法は,細胞内NO-cGMPシグナリングの定量的モデルとなりうるものであり,これまでのネイティブ細胞についての大雑把なcGMP測定から得られた知見を見直させるものである。

シソーラス用語： *一酸化窒素 ,  *グアニル酸シクラーゼ ,  *膜受容体 ,  時間依存性 ,  濃度依存性 ,  遺伝子発現 ,  細胞情報伝達 ,  感受性 ,  脱感作 ,  HEK293細胞 ,  ホスホジエステラーゼ ,  酵素活性度 ,  グアニンヌクレオチド ,  リボヌクレオチド ,  環状ヌクレオチド
準シソーラス用語： *G蛋白質共役受容体 ,  PDE5

分類 (2件)： 酵素生理  (EJ02020P) ,  細胞膜の受容体  (EF04030C)

物質索引 (1件)： 3′,5′-cGMP

タイトルに関連する用語 (9件)： グアニル酸シクラーゼ ,  共役 ,  受容体 ,  細胞 ,  サブ ,  セカンド ,  モル ,  一酸化窒素 ,  感受性