抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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『フードシステム学全集全8巻』では,「定常態フードシステム」が取り上げられているというべきであり,「異常態フードシステム」は取り扱われていない。本報告は,異常態フードシステム論の重点課題である「食料パニック」の究極の相としての「飢餓」を取り上げる。その理由は,第一点は,異常態論の前提,第二点は,飢餓論の深まりが必要,第三点は,大戦後の食料安全保障問題の変異,第四点は,社会的責任,第五点は,現代日本の飽食にある。フードシステム研究の専門家としての責務も問われる。過去飢餓は,過去資源又は解決資源として未来の希望への投資財としての役割がある。過去飢餓を過去資源として運用し,希望の枠組みで未来飢餓からの解放を考えなれればならない。