抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,製造業では新製品の投入間隔の短期化などにより部品の生産打ち切り時期が早期化している。そのため製造メーカは,製品出荷開始から2~3年後に,将来10~20年に必要となる部品をまとめて調達しなくてはならない。その結果,需要がまだ増加傾向にある保守部品に対して生涯需要を予測しなければならないケースが増えてきている。しかし,このようなケースでは従来の予測手法が適用できず,担当者が個別に予測をせざるを得ないという課題があった。本報告では,この課題を解決するため,経験分布に基づく保守部品の需要予測手法を提案する。この手法は類似部品の過去の需要実績から予測値を計算するので,予測する部品の需要実績を必要としないという特徴を持つ。実データを利用して,従来の手法では予測できない需要が増加傾向の部品も,提案手法により予測可能となることを確認した。(著者抄録)