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J-GLOBAL ID：201102279478086061   整理番号：11A1908425

薄肉のニッケル多結晶体の機械的挙動に及ぼす自由表面の影響の有限要素解析

Finite element analysis of the free surface effects on the mechanical behavior of thin nickel polycrystals

著者 (4件)： KELLER C. (MS ²F Div., ArGEnCo Dep., Univ. of Liege, Chemin des Chevreuils 1, 4000 Liege, BEL) ,  HUG E. (Crismat Lab., ENSICAEN, Univ. of Caen, CNRS, 6 Bd Marechal Juin, 14050 Caen, FRA) ,  HABRAKEN A.m. (MS ²F Div., ArGEnCo Dep., Univ. of Liege, Chemin des Chevreuils 1, 4000 Liege, BEL) ,  DUCHENE L. (MS ²F Div., ArGEnCo Dep., Univ. of Liege, Chemin des Chevreuils 1, 4000 Liege, BEL)
資料名： International Journal of Plasticity  (International Journal of Plasticity)
巻： 29  ページ： 155-172  発行年： 2012年02月 
JST資料番号： D0468C  ISSN： 0749-6419  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 金属試料の小型化は機械的特性に深刻な影響を与え,寸法縮小のオーダーに応じて,軟化または硬化の原因になる影響があることがわかっている。この論文の目的は,以前発表された論文(Kellerra,2011)の著者らによって実験的に特性評価されたニッケル多結晶体の機械的挙動に及ぼす軟化メカニズムを説明する新たな数値結果を提供することである。ニッケルに対して確認されたひずみ勾配結晶塑性モデルに基づいて,引張試験のシミュレーションを,異なる厚さと粒径を持つ試験片に対して行った。シミュレーションは厚さおよび厚さ方向の結晶粒の数の減少にリンクして軟化効果を正しく再現する。塑性メカニズムの解析により,軟化は結晶粒の配向,転位の平均自由行程,長範囲背応力に関して議論される表面効果によるものであることが示される。試験片が引張方向に垂直な結晶粒界のみを持っている場合には,本モデルはまた,さらに寸法縮小したときの硬化メカニズムをも予測する。このケースでは,機械的挙動の変更は,ひずみ勾配の形成によるものである。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 薄肉構造 ,  *金属結晶 ,  多結晶 ,  *塑性 ,  *ニッケル ,  サイズ効果 ,  *軟化 ,  試験片 ,  引張試験 ,  *歪軟化 ,  歪硬化 ,  勾配 ,  塑性力学 ,  結晶粒界 ,  粒界破壊 ,  自由表面
準シソーラス用語： *結晶塑性 ,  有限要素解析 ,  歪勾配

分類 (1件)： 金属の機械的性質  (BL01022T)

タイトルに関連する用語 (6件)： 薄肉 ,  ニッケル ,  多結晶体 ,  機械的挙動 ,  自由表面 ,  有限要素解析