文献
J-GLOBAL ID:201102279533788461   整理番号:11A1611041

生物油からエンジン燃料への接触改質の総説

A review of catalytic upgrading of bio-oil to engine fuels
著者 (6件):
資料名:
巻: 407  号: 1-2  ページ: 1-19  発行年: 2011年11月04日 
JST資料番号: D0691C  ISSN: 0926-860X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
石油の備蓄が減少しているので,代替燃料源の必要性がだんだんとはっきりしてきた。将来燃料生産の期待される方法はバイオマスの生物油への転換およびその後の触媒を用いた生物油の改良であり,この方法がこの総説の焦点である。生物油の生産は旋光熱分解により促進することができ,この方法は最も簡単な方法のひとつとされている。生物油は高酸素含量であるため,時間に対して低安定性であり,発熱量が低い。酸素を除去するためには,改良が必要であり,このようにして原油に類似させることができる。生物油の改良のための二つの一般的経路について検討した。水素化脱酸素(HDO)とゼオライトクラッキングである。HDOは高圧操作で,水素を用いて生物油から酸素を除去し,原油と等価の高品質油生成物を得るものである。反応の触媒はCo-MoS2/Al2O3のような従来の水素化脱硫酸(HDS)触媒である。しかし炭素沈着のために,200h以上の触媒の寿命は現在の触媒では得られていない。ゼオライトクラッキングは代替法である。ここでゼオライト,たとえばHZSM-5を脱酸素反応の触媒として用いる。これらのシステムにおいて,水素は必要なく,操作は大気圧で行うことができる。しかし大量の炭素沈着により,触媒寿命は非常に短くなる。更に生物油の水素含量の一般的制限により,更なる水素が供給されないと油生成物のH/C比は低くなる。結局ゼオライトクラッキングから得られる油は低品質で,発熱量は,原油より約25%低い。示した二種の経路のうち,ゼオライトクラッキングは現在のインフラの条件を満たす品質の燃料を生産できないので,HDOが最も可能性が高いと考えられる。HDOは現在の化石燃料と同様の品質と価格の燃料を生産できる方法であると考えられるが,この過程には更にいくつかの作業を加えなければならない。触媒開発,炭素形成機構の理解,動力学の理解,不活性化源としての硫黄の解明,高圧の必要性の理解,持続可能な水素源などが操作を商業化する前に解明しなければならないすべての分野である。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生物燃料及び廃棄物燃料  ,  触媒反応一般 
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る