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J-GLOBAL ID：201102279811419910   整理番号：11A1342103

キラルなルテナバイサイクリック錯体:迅速で,エナンチオ選択的で広範囲なケトン水素化のプレ触媒

Chiral Ruthenabicyclic Complexes: Precatalysts for Rapid, Enantioselective, and Wide-Scope Hydrogenation of Ketones

著者 (7件)： MATSUMURA Kazuhiko (Hokkaido Univ., Hokkaido, JPN) ,  MATSUMURA Kazuhiko (Takasago International Corp., Kanagawa, JPN) ,  ARAI Noriyoshi (Hokkaido Univ., Hokkaido, JPN) ,  HORI Kiyoto (Takasago International Corp., Kanagawa, JPN) ,  SAITO Takao (Takasago International Corp., Kanagawa, JPN) ,  SAYO Noboru (Takasago International Corp., Kanagawa, JPN) ,  OHKUMA Takeshi (Hokkaido Univ., Hokkaido, JPN)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 133  号： 28  ページ： 10696-10699  発行年： 2011年07月20日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： (S_NS_P)RuX(daipena)(xylbinap)(X=Cl,OTf),RuCl(daipena)(dm-segphos)(1),(S_P,S_N)RuCl₂(xylbinap)(daipen)を合成し,1の構造をX線回折法で決定した。これら錯体を触媒にした,t-BuOKまたはDBUを塩基として使用した,8種類のケトン類の還元反応を調べた。いずれのケトンも高いエナンチオ過剰率で対応するアルコールに還元された。アセトフェノンの場合にはターンオーバー頻度は35000/分を超え,1-フェニルエタノールが99%以上のエナンチオ過剰率で生成した。重水素化実験および分光学(質量分光法,NMR)的データから,ルテニウム錯体の触媒メカニズムを提案した。

シソーラス用語： *ルテニウム錯体 ,  *水素化 ,  *不斉反応 ,  ルテニウム触媒 ,  接触還元 ,  ターンオーバー数 ,  重水素化 ,  質量分析 ,  NMR【磁気共鳴】 ,  ホスフィン錯体 ,  *ケトン
準シソーラス用語： エナンチオマ過剰率 ,  *エナンチオ選択性触媒 ,  *キラル錯体 ,  *不斉水素化

分類 (2件)： 貴金属触媒  (CB06122I) ,  酸化,還元  (CF02060T)

物質索引 (2件)： 2,2′-ビス[ビス(3,5-ジメチルフェニル)ホスフィノ]-1,1′-ビナフタレン ,  (S)-1,1-ビス(4-メトキシフェニル)-3-メチルブタン-1,2-ジアミン

タイトルに関連する用語 (5件)： キラル ,  錯体 ,  ケトン ,  水素化 ,  触媒