抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Gibbs自由エネルギー法の直接の最小化に基づいたAspen plusによって,炭素生成から見たメタンの二酸化炭素改質の多相反応システムの熱力学平衡分析を行った。平衡転化率や生成物組成,固体炭素に対するCO
2/CH
4比(0.5~3)や反応温度(573~1473K),圧力(1~25atm)の影響について研究した。数値解析は,Fischer-Tropsch合成の合成ガス生産のための最適運転条件が,1であるCO
2/CH
4比について1173Kより高い温度にあって,無視できるほどの炭素の生成で2molの反応剤から4molの合成ガス(H
2/CO=1)を生産できることを明らかにした。973Kより高い温度は炭素の生成を抑制したが,より高いCO
2/CH
4比(2と3)では,水の生成量が特に増加した。この増加分は,COの増加と低下したH
2,CO
2転化率の漸増によって証明されたRWGS反応の結果と考えることができた。メタンのCO
2改質の実際の挙動と熱力学的平衡プロフィルの違いを研究するために,シミュレートした反応剤の転化率と製品分布を文献の実験結果と比較した。エチレンやエタン,メタノール,ジメチルエーテルの正常な収率を生成する可能性は,活性で選択的な触媒によるように思えた。高い圧力は,メタン分解とCO不均化反応のために,反応剤の転化率や増大した炭素蒸着,減少したCOとH
2の生成に対する温度の影響を抑制した。等量のCH
4とCO
2によるメタンの酸化的CO
2改質の分析は,90%以上の反応剤転化率と合成ガス収率が,それぞれ1073Kの最適運転温度とCO
2:CH
4:O
2=1:1:0.1に対応するのを明らかにした。水の生成は最小化し,固体炭素は排除されたが,H
2/CO比は1に維持された。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.