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J-GLOBAL ID：201102280355638548   整理番号：11A0097627

フリーラジカルスキャベンジャを用いた防食塗料の陰極剥離速度の低減

Reduction of cathodic delamination rates of anticorrosive coatings using free radical scavengers

著者 (4件)： SORENSEN P.A. (Technical Univ. Denmark, Kgs. Lyngby, DNK) ,  WEINELL C.E. (Hempel A/S., Kgs. Lyngby, DNK) ,  DAM-JOHANSEN K. (Technical Univ. Denmark, Kgs. Lyngby, DNK) ,  KIIL S. (Technical Univ. Denmark, Kgs. Lyngby, DNK)
資料名： Journal of Coatings Technology and Research  (Journal of Coatings Technology and Research)
巻： 7  号： 6  ページ： 773-786  発行年： 2010年11月 
JST資料番号： H0021C  ISSN： 1547-0091  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 陰極剥離は物理的損傷や海水による塗膜損傷の一形態である。陰極剥離の原因は腐食過程での陰極反応における中間体として生成したフリーラジカル及び超過酸化物による塗料/鋼界面における化学反応の結果であるとされている。本研究では抗酸化剤(フリーラジカルスキャベンジャ,過酸化物分解剤)を各種塗料に配合し,冷圧延鋼上のエポキシ樹脂塗料の陰極剥離速度に及ぼす抗酸化剤の効果を調べた。その結果5%以内のフリーラジカルスキャベンジャを添加することによって海水浸漬における陰極剥離抵抗を50%まで向上させたが,過酸化物分解剤の効果は限定的であった。ステンレス鋼,銅,アルミニウム,亜鉛メッキ鋼及び黄銅の場合もまたフリーラジカルスキャベンジャによる陰極剥離速度低下効果を示した。プライマに対するフリーラジカルスキャベンジャ保護機構は上塗りのUV照射による光化学的劣化に対する抗酸化剤の作用と同じであった。腐食,UV照射共に反応性中間体としてフリーラジカルを生成した。

シソーラス用語： *防食塗料 ,  電気化学反応 ,  腐食 ,  ラジカル ,  過酸化物 ,  *酸化防止剤 ,  スカベンジャー ,  分解 ,  *エポキシ樹脂塗料 ,  鋼材 ,  ステンレス鋼 ,  銅 ,  アルミニウム ,  黄銅
準シソーラス用語： フリーラジカル ,  *フリーラジカルスカベンジャー ,  *陰極剥離 ,  抗酸化剤 ,  超過酸化物 ,  電極反応 ,  分解作用

分類 (3件)： 塗料の性質  (YJ03020Q) ,  金属への塗装  (YJ04030I) ,  防食  (WB03040M)

物質索引 (4件)： 2,5-ジ-tert-ブチルハイドロキノン ,  イルガノックス1010 ,  イルガホス168 ,  イルガノックス1135

タイトルに関連する用語 (2件)： 防食塗料 ,  陰極剥離