黄だん出血病レプトスピラ血液型亜型Lai由来のOmpA様蛋白質Loa22は培養ラット腎細胞由来へ細胞毒性があり炎症性反応を促進する

Ying Zhang; Lang Bao; Hailong Zhu; Bi Huang; Huidong Zhang

文献

J-GLOBAL ID：201102280492472746 整理番号：11A0932273

黄だん出血病レプトスピラ血液型亜型Lai由来のOmpA様蛋白質Loa22は培養ラット腎細胞由来へ細胞毒性があり炎症性反応を促進する

OmpA-like protein Loa22 from Leptospira interrogans serovar Lai is cytotoxic to cultured rat renal cells and promotes inflammatory responses

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資料名：
巻： 42 号： 1 ページ： 70-79 発行年： 2010年
JST資料番号： C2551A ISSN： 1672-9145 CODEN： ABBSC2 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：オーストラリア (AUS) 言語：英語 (EN)

レプトスピラ症腎疾患は,レプトスピラ症に共通の腎不全及び尿細管間質性腎炎を含む臨床症状のひとつである。外膜蛋白質A様蛋白質Loa22は,黄だん出血病レプトスピラ由来のリポ蛋白質であり,対応する病原因子であることが示唆されてきた。しかしレプトスピラ腎症におけるLoa22の役割は未だに理解されていない。本研究において,ベクターを構築し,大腸菌BL21(DE)pLysSにおけるLoa22で人工的に発現させた。タグ蛋白質を伴った広範な精製後に,培養したラット近位尿細管細胞(NRK52E)における細胞毒性を試験する目的でLoa22蛋白質を用い,その炎症性反応誘導に及ぼす影響を試験した。形態学的検索,2,3-ビス(2-メトキシ-4-ニトロ-5-スルフォニル)-5-1(フェニルアミノ)カルボニル]-2H-テトラゾリウムヒドロキシド吸収,乳酸デヒドロゲナーゼ活性測定及びフローサイトメトリー法によるアポトーシスの解析法を用いて解析した結果,Loa22蛋白質は,用量依存的にNRK52Eに直接的な細胞毒性を及ぼしていることがわかった。PCR,ウエスタンブロッティング及び免疫蛍光を用いた結果,Loa22蛋白質はトール様受容体2(TLR2)の発現を上方制御し,一酸化窒素シンターゼを誘導し,NRK52E細胞による一酸化窒素(NO)産生及び単球走化性蛋白質1(MCP-1)を促進した。更に,TLR2活性化を要求するLoa22刺激後にNRK52E細胞によるP-1産生することがわかった。全体として以上の結果からLoa22は黄だん出血病レプトスピラの重要な病原因子であり,直接的な細胞毒性を仲介し炎症性反応を増強することで尿細管間質性腎炎に関与していることを示唆した。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST

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細胞生理一般 , 生物学的機能

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