文献

J-GLOBAL ID：201102280497591433   整理番号：11A0994019

水道水における消毒剤濃度減少に関する実験的検討

Experimental Studies on the Disinfectant Concentration decrease of Tap Water

著者 (3件)： 今井正樹 (日本上下水道設計) ,  ZHAO Zhi (スペースデザイン村山) ,  岡田誠之 (東北文化学園大 科学技術)
資料名： 空気調和・衛生工学会論文集  (Transactions of the Society of Heating, Air-Conditioning and Sanitary Engineers of Japan)
号： 171  ページ： 23-29  発行年： 2011年06月05日 
JST資料番号： G0149B  ISSN： 0385-275X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 建物内の水に対する消毒剤の基準は,消毒剤としての残留塩素または二酸化塩素が規制値以上に存在しなければならないとしている。この規制値を維持するための対策を検討するためには,消毒剤の濃度発散要因を明らかにしなければならない。そこで消毒剤濃度の発散に影響する要因として,水温,容器の材料,水深,水槽の大気開放または密閉条件,水に溶解している物質とする。本報告では次のことが知見として得られた。1)減少に影響している要因,2)水温の影響を指数近似で数値を得ることができ,残留塩素に比べて二酸化塩素は発散係数が大きいこと,3)残留塩素及び二酸化塩素とも水層に比べて空気層の比,すなわち容積比が高くなると発散係数が高くなる,4)湿潤面積/口径の比と発散係数の関係式,6)消毒剤の濃度の発散を推定式で現すことができた。(著者抄録)

シソーラス用語： *殺菌薬 ,  残留塩素 ,  二酸化塩素 ,  *水道水 ,  規格値 ,  濃度 ,  変化 ,  因子分析 ,  *最小濃度
準シソーラス用語： 濃度発散 ,  衛生管理

分類 (1件)： 上水道工学・用水処理一般  (SC02010X)

引用文献 (12件)：

• 山田俊郎. 最近の10年間の水を介した健康被害事例. J. Natl. Inst. Public Health. 2007, 56, 1, 16-23
• 東京都健康安全研究センター編. くらしの健康. 2004
• 水道法施行規則第17条
• 建築物の衛生法施行規則第4条第1項1号
• 公衆浴場法施行令及び施行規則

タイトルに関連する用語 (4件)： 水道水 ,  消毒剤 ,  濃度減少 ,  実験