文献

J-GLOBAL ID：201102280863242544   整理番号：11A1985290

臨床途上のマイクロRNAs:癌治療に対するマイクロRNAsの実証とターゲッティングの進歩

MicroRNAs en route to the clinic: progress in validating and targeting microRNAs for cancer therapy

著者 (2件)： KASINSKI Andrea L. (Yale Univ., Connecticut, USA) ,  SLACK Frank J. (Yale Univ., Connecticut, USA)
資料名： Nature Reviews. Cancer  (Nature Reviews. Cancer)
巻： 11  号： 12  ページ： 849-864  発行年： 2011年12月 
JST資料番号： W1368A  ISSN： 1474-175X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本総説では,癌と転移におけるマイクロRNAs(miRNAs)の生物学的及び分子的役割を解明するために,特異的miRNAsが過剰発現するか又はノックアウトされるマウスモデルに焦点を当てた。またこれらの分子は臨床試験への道を開くことから癌治療に対してmiRNAsを操作する可能性を論じた。本文では,マウスモデルを用いるmiRNA機能の発見,発癌性miRNAs(miR-155,miR-21,miR-17~92),腫瘍抑制性miRNAs(miR-15~16),コンテクスト依存性miRNA(miR-146),miRNAプロセシング装置(LIN28,DICER),及び転移に関与するmiRNAs(miR-200,LIN28とlet-7,DICER,miR-31とmiR-10b,他のmiRNAs)を示した。更に,miRNAベース治療薬,腫瘍抑制miRNAsの代替(let-7,miR-143とmiR-145,miR-34,miR-122,miR-26a),発癌性miRNAsのターゲッティング(miR-10b),化学療法に対する腫瘍の感受性化(多剤耐性,タモキシフェン,ゲフィチニブ,タキサン類,5-フルオロウラシル,他の化学療法薬),及びmiRNAベース化学療法薬の最前線について述べた。

シソーラス用語： *アンチセンスRNA ,  治療法 ,  ノックアウトマウス ,  遺伝子発現 ,  *遺伝子ターゲティング ,  RNA【核酸】 ,  RNAプロセシング ,  遺伝子 ,  RNアーゼ ,  タンパク質合成 ,  分子遺伝現象 ,  腫瘍転移 ,  癌抑制遺伝子 ,  *抗腫瘍薬 ,  発癌性 ,  多剤耐性
準シソーラス用語： Dicer ,  LIN28遺伝子 ,  miR-155 ,  miR-17-92 ,  miR-21 ,  *マイクロRNA ,  過剰発現 ,  癌治療 ,  腫瘍抑圧遺伝子 ,  腫瘍抑制遺伝子 ,  蛋白質発現 ,  let-7

分類 (3件)： 腫ようの実験的治療  (GE02040Y) ,  遺伝子操作  (EC02050B) ,  抗腫よう薬の基礎研究  (GW16010A)

タイトルに関連する用語 (4件)： 臨床 ,  癌治療 ,  実証 ,  ターゲッティング