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J-GLOBAL ID：201102281978706419   整理番号：11A1939035

ポリチオフェンナノ粒子を含有する新規な導電熱硬化性ナノ複合材料の調製,最適化及び動的熱分析による熱的キャラクタリゼーション

Preparation, optimization and thermal characterization of a novel conductive thermoset nanocomposite containing polythiophene nanoparticles using dynamic thermal analysis

著者 (3件)： ZABIHI Omid (Young Researchers Club, Sci. and Res. Branch, Islamic Azad Univ., Tehran, IRN) ,  KHODABANDEH Aminreza (Fac. of Chemistry, Univ. of Mazandaran, P.O. Box 47416-95447, Babolsar, Mazandaran, IRN) ,  MOSTAFAVI S. Mojtaba (Dep. of Chemistry, Fac. of Sci., K.N. Toosi Univ. of Technol., P.O. Box 16315-1618, Tehran, IRN)
資料名： Polymer Degradation and Stability  (Polymer Degradation and Stability)
巻： 97  号： 1  ページ： 3-13  発行年： 2012年01月 
JST資料番号： E0404B  ISSN： 0141-3910  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 導電性充填剤として平均直径が20~35nmのポリチオフェンナノ粒子を調製し,FT-IR,TEM,XRD及びUV-vis分析によりその分子構造を確認した。ポリチオフェンナノ粒子を種々異なる百分率で含有するビスフェノールAジグリシジルエーテル/4,4′-(4,4′-イソプロピリデンジフェノキシ)ビス(フタル酸無水物)を硬化することにより,導電性の新しいエポキシナノ複合材料を合成した。DSC及びDMTAによる研究の結果,ポリチオフェンナノ粒子の含有率が例えば1%という低い値であっても架橋密度は改善されることが分かった。これはガラス転移温度の上昇により実証された。ポリチオフェンナノ粒子をエポキシマトリックス中に添加すると,電気伝導率,機械的性質,熱安定性及び熱分解の活性化エネルギーは著しく上昇した。改良型等転化法を利用して純エポキシ及びエポキシナノ複合材料の硬化挙動と熱分解プロセスを記述した。Coates-Redfern法及びCriado法を用いて固体状態での熱分解反応機構を明らかにした。ナノ複合体の熱分解機構は二次元拡散(D₂)反応であり,純エポキシ樹脂のそれは核形成及び成長(A₄)機構であることが分かった。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *ナノ複合材料 ,  *エポキシ樹脂 ,  *ポリチオフェン ,  ナノ粒子 ,  導電性 ,  熱特性 ,  熱分解 ,  FTIR分光法 ,  X線回折 ,  電子顕微鏡写真 ,  透過型電子顕微鏡 ,  紫外可視吸収スペクトル ,  熱機械分析

分類 (2件)： 高分子固体の物性一般  (CG02021V) ,  エポキシ樹脂  (YH07040I)

物質索引 (2件)： ビスフェノールAジグリシジルエーテル ,  4,4′-[イソプロピリデンビス(1,4-フェニレン)]ビスフタル酸1,2:1′,2′-二無水物

タイトルに関連する用語 (8件)： ポリチオフェン ,  ナノ粒子 ,  熱硬化性 ,  ナノ複合材料 ,  調製 ,  最適化 ,  熱分析 ,  熱的キャラクタリゼーション