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J-GLOBAL ID:201102282125991675   整理番号:11A0772474

ラットのアストロサイトにおいてインターロイキン1βの誘導するRhoシグナル伝達経路の減衰によりLPA1受容体が媒介するリゾホスファチジン酸に対する移動応答を解明

Unmasking of LPA1 receptor-mediated migration response to lysophosphatidic acid by interleukin-1β-induced attenuation of Rho signaling pathways in rat astrocytes
著者 (7件):
資料名:
巻: 117  号:ページ: 164-174  発行年: 2011年04月 
JST資料番号: B0504B  ISSN: 0022-3042  CODEN: JONRA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ラットのアストロサイトで,リポ多糖(LPS)とインターロイキン-1β(IL1β)とリゾホスファチジル酸(LPA)が運動を制御する作用メカニズムについて調べた。LPAは細胞移動に対し効果はほとんど示さなかったが,前もってLPSまたはIL1βで細胞を処理すると,LPAに反応した移動活性が出現した。LPAに対する移動反応のLPSによる誘導はIL1β前駆体蛋白質の生産と関連があり,IL1受容体アンタゴニストにより阻害された。また,IL1β処理により,LPAはRac1を活性化した。LPAが誘導するRac1活性化と移動は,百日咳毒素やLPA1受容体特異的RNA干渉やLPA1受容体アンタゴニストにより阻害された。しかし,IL1β処理で,LPA1受容体のmRNA発現,およびLPAの誘導するERKとAktと増殖の各活性化に対する効果は見られなかった。LPAに対する移動反応のIL1βによる誘導は構成的に活性のあるRhoAにより阻害された。さらに,コントロール細胞ではLPAはLPA1受容体を通じてRhoAを著しく活性化したが,IL1βで処理した細胞では活性化しなかった。これらの結果から,IL1βはLPA1受容体が媒介するRhoシグナル伝達を阻害することが示唆され,LPA1受容体の媒介するGi蛋白質/Rac/移動経路が明らかになった。
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞生理一般  ,  神経の基礎医学 

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